ElevenLabsの吹き替えが90言語超に 声はそのままで海外向け音声トラックを作れます
- ElevenLabsのDubbing v2は、話者の声・トーン・間の取り方を保ったまま90以上の言語へ吹き替えます。
- 書き起こしと訳文を区切りごとに手直しして作り直せるため、固有名詞の誤訳を潰してから書き出せます。
- YouTubeの多言語音声トラックと組み合わせると、1本の動画で海外視聴を取りにいけます。

自分の声のまま、90以上の言語に
ElevenLabsの吹き替え機能 Dubbing v2 が、2026年8月の更新でAPIから使える形になりました(Releasebot)。
音声や動画を、話者の声・トーン・間の取り方を保ったまま90以上の言語へ翻訳します。
「機械翻訳の棒読みに差し替わる」のではなく、「自分の声が外国語を話す」方向の技術です。

手直しできるのが実務向きです
このv2で実務的に大きいのは、プロジェクト方式になったことです。
- 書き起こしと訳文が編集できるJSONとして持てます
- 区切り(セグメント)ごとに書き起こしや訳を直して、そこだけ作り直せます
- 書き出しは mp4・aac・mp3・wav などに加えて、素材一式のzipにも対応します
吹き替えツールの弱点は、チャンネル名・専門用語・人名のような固有名詞の誤訳でした。
全部を作り直さずに、間違った区切りだけ直せる設計なら、実運用に耐えます。
同じ月の他の更新
8月のElevenLabsは吹き替え以外も動いています。
音楽生成の Music v2 は、曲をチャンク(区切り)単位の構成案で組み立てる方式になり、アレンジや展開を細かく指定できるようになりました。
出力も高ビットレート(最大320kbps)に対応しています。
動画編集向けの Studio では、字幕のスタイル指定やアニメーション(slide_in・popなど)が増えています。
なお、これらの料金や商用利用の条件は、リリースノートの時点では明記されていません。
プランごとの条件は公式の料金ページで確認する必要があります。
自分のチャンネルにどう影響するか
海外視聴を「字幕」で取りにいくか「音声」で取りにいくかの分かれ目に関わる話です。
まず自分のチャンネルの海外視聴の比率をアナリティクスで見てください。
すでに英語圏やアジアからの視聴が数%あるなら、その言語の音声トラックを1本試す価値があります。
YouTubeは1本の動画に複数言語の音声トラックを載せられるので、別チャンネルを作る必要はありません。試すときは、伸びた過去動画1本から始めるのが効率的です。
新作で試すと「動画の出来」と「吹き替えの効果」が切り分けられません。
既に数字の出ている動画なら、音声トラック追加の前後で海外視聴がどう動いたかが読めます。書き出す前に、固有名詞のリスト(チャンネル名・呼びかけの決まり文句・専門用語)を作って訳文を確認しておくと、直しが一度で済みます。
視聴者がいちばん違和感を持つのは、そこの誤訳です。
出典
- Eleven Labs Release Notes - August 2026Releasebot
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