ライブ配信視聴時間は横ばい、YouTube Liveがシェア6割に迫る勢い
- 2026年第2四半期のライブ配信視聴時間は21.5億時間で前期比ほぼ横ばいでしたが、YouTube Liveが全体の60.3%までシェアを伸ばしました。
- TwitchやFacebook Gamingが減少する中でYouTube Liveの一人勝ちが鮮明になり、配信先の選択やリソース配分の判断材料になります。
- ライブ配信を始めたい、または現在の配信先を見直したいYouTubeチャンネル運営者に影響します。

ライブ配信全体は横ばい、YouTube Liveだけが伸びています
2026年第2四半期(4〜6月)の主要プラットフォームのライブ配信視聴時間は合計21.5億時間で、前期比0.1%増とほぼ横ばいでした。
しかし、プラットフォーム別に見ると明暗がはっきり分かれています。
調査したのは配信ツールを手がけるStreamlabsとHatchetで、Net Influencerが報じています。

YouTube Liveはシェア60.3%、視聴時間は前年比18%増
YouTube Liveの視聴時間は前期比2.7%増、前年同期比18.0%増の129.7億時間でした。
業界全体に占めるシェアは60.3%で、前期の58.8%から拡大しています。
今回の調査から、YouTube LiveとYouTube Gamingを分けて集計するようになりました。
理由として、雑談やバラエティの「IRL(リアルに近い)配信」がライブ視聴のかなりの部分を占めるようになったことが挙げられています。
一方、YouTube Gamingは前期比19.3%減、前年同期比18.9%減の17.9億時間。
ユニークチャンネル数も前年比28.2%減と、主要プラットフォームの中で最も落ち込みました。
ゲーム配信の視聴がYouTube GamingからYouTube Live側に移っている可能性があると報告されています。
Twitchは下げ止まり、Kickは成長継続も減速
Twitchは視聴時間が前期比0.7%減とほぼ横ばいで、前年同期比の減少幅も8.3%に改善しました。
チャンネルあたりの平均同時視聴者数は7.2%増の22.6人です。
カテゴリ別では「Just Chatting」が6.7億時間で首位でした。
Kickは前期比5.5%増、前年同期比36.7%増の13.4億時間で、主要プラットフォームの中では最も成長しています。
ただ、前年同期比の伸びは前期の65.3%から鈍化しました。
ユニークチャンネル数は前年比45.5%増の80.77万です。
Facebook Gamingの減少が加速、シェアは0.1%に
Facebook Gamingは視聴時間が前期比45.5%減、前年同期比64.8%減の1480万時間でした。
2025年第4四半期からは75%以上減っており、業界全体の0.1%まで縮小しています。
小規模プラットフォームではSteamが前期比56.7%増と最も伸びました。
RumbleやChzzk、Bigoも増加したものの、シェア1.5%以下の規模です。
配信者数は減少、YouTube Liveは1チャンネルあたりの視聴者数が約308人
ユニーク配信チャンネル数は、多くのプラットフォームで減少しました。
Twitchは前期比9.1%減の794万、YouTube Gamingは17.9%減の87.8万、YouTube Liveは19.7%減の69.9万です。
Kickだけが5.4%増でした。
チャンネルあたりの視聴者数はYouTube Liveが約308人と最も高く、Kickの約85人、YouTube Gamingの約78人、Twitchの約23人を大きく上回っています。
視聴を集めるのはゲームより雑談・バラエティ
視聴時間の最大のカテゴリは「Just Chatting」など非ゲーム系のコンテンツで、業界全体で10.76億時間に達しました。
配信本数の多いジャンルはファーストパーソン・シューティング(FPS)ですが、視聴を集めているのは別のジャンルで、「配信されているもの」と「視聴されているもの」に差があると報告されています。
eスポーツではRiot Gamesが業界全体のトップ出版社で、視聴時間は5.36億時間。
League of Legendsは上位3大会を独占しました。
自分のチャンネルにどう影響するか
今すぐ確認したいのは、自分の配信をどちらの色に寄せるかです
- 雑談・バラエティ系のライブを検討しているなら、YouTube Liveを主戦場にするのが現実的です。
視聴者あたりの競争が最も緩く、シェアも拡大中です。
YouTubeチャンネルの登録者とライブ視聴者を相互に送り込める構造も強みになります。 - ライブ配信の主目的がゲームで、Twitchのカルチャーに合う企画なら、今すぐ移行する必要はありません。
Twitchは下げ止まり傾向で、Just Chattingを中心に固定ファン層を抱える配信者が生き残りやすい環境です。 - 配信先をデータで選ぶなら、四半期ごとの視聴時間とチャンネルあたり視聴者数の両方を見てください。
視聴時間が大きくても配信者が多ければ露出は限られます。
今回の数字ではYouTube Liveが効率よく視聴者に届きやすい状況です。

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