事例・戦略

サムネイルは公開前に実寸で確認、2分で終わる5項目の採点テスト

  • サムネイルを公開前にYouTubeの実表示サイズで確認し、5つの観点で採点する簡易テストの手順が公開されました。ホーム・関連動画・モバイルの3画面で見比べ、2分で終わるチェックで失敗を防ぎます。
  • クリック率は初動の数時間で差がつき、公開後の修正では取り戻せない時間を失います。公開前の2分間のテストが再生回数を左右します。
  • サムネイルを毎回1枚で公開しているチャンネル運営者に特に役立ちます。2枚の候補までは作っているが比較の基準がない編集者にも有効です。
画像はイメージです

サムネイルを実寸で見るだけのテストツール

1of10 Blogが、アップロード前のサムネイルをYouTubeの実際のレイアウト内で確認する無料ツールを紹介しています。
登録不要でブラウザ上で完結します。

デザイン画面で大きく表示されたサムネイルを評価するのは、視聴者の見え方とは違います。
実際の視聴者は、ホーム画面で約300〜360ピクセル、関連動画サイドバーで約168ピクセルの小さな画像を一瞬だけ見ます。
テストツールはこの実表示サイズで確認するためのものです。

YouTubeの公式資料では、全チャンネルの半数がクリック率2〜10%の範囲に収まるとされます。
公開前のテストは、その範囲の下ではなく上に付けられるかどうかを左右します。

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3つの画面と2つの確認ポイント

ツールでは次の3つの表示場所を確認します。

  • ホーム画面(デスクトップ): 約300〜360ピクセルで、ライバルのサムネイルと並びます
  • 関連動画サイドバー: 約168ピクセル。
    細かい文字や小さい顔が最初に潰れる場所です
  • モバイルフィード: スマホの画面幅いっぱいですが、手に持って顔から離して見るため、視野に入る大きさは限られます

YouTubeの公式発表では、視聴時間の70%超がモバイルで発生しています。
モバイルは少数派ではなく多数派の見え方です。

各画面で2秒だけ見て、すぐに目をそらすのがコツです。
じっと見つめるのは実際のスクロール行動と違います。
あわせて、実際の競合が並んだフィードの隣に自分のサムネイルを置いて比べる方法と、タイトルとセットで確認する方法も勧めています。
タイトルと同じ言葉をサムネイルに書くとスペースの無駄になり、画像に感情、テキストに数字や固有名詞を分担させた方がクリックされやすいとしています。

5項目の簡易採点ルーブリック

記事では、プレビュー上で2分で終わる5項目の採点基準を紹介しています。
各項目を合格か不合格かで判定し、5点中4点未満なら編集に戻します。

  1. 3要素ルール: 顔・小道具・テキストなど、フレーム内の要素は3つ以下に抑えます。
  2. 縮小に耐えるコントラスト: 168ピクセルで見て、被写体と背景がはっきり分かれるかを確認します。
  3. 顔の大きさと表情: 頭部がフレーム高さの4分の1以上を占め、表情がフィードサイズで読み取れること。
  4. 120ピクセルで読めるテキスト: 3〜5語まで、太いゴシック体、枠や背景つきで、長さバッジと重ならない位置に置きます。
  5. 一瞥テスト: 誰かに2秒見せて「何の動画か」「クリックしたいか」を聞きます。

候補は1枚ではなく2〜3枚用意して比較するのが前提です。
記事は、同じジャンルで大きく伸びた動画(チャンネル平均の10〜100倍)のサムネイルを集め、共通パターンを自分の候補に反映させてからテストする流れを推奨しています。

公開後はTest & Compareで本選

公開前テストが「予選」なら、公開後の本選はYouTube StudioのTest & Compare(テストと比較)機能です。
最大3枚のサムネイルを実際のインプレッションで競わせ、結果をクリック率ではなく視聴時間のシェアで判定します。

クリック率だけで勝敗を決めないのは、クリックはされてもすぐ離脱する釣りタイトル的なサムネイルを防ぐためです。
予選で弱い候補を落とし、残った2〜3枚をTest & Compareに回すのが記事の推奨する順番です。

テストなしでバズったサムネイルをそのまま模倣するのは「当て推量」と記事はみなします。
視覚パターンで検索できるツールや、類似サムネイル比較、上位の乖離動画を探す機能を1of10は提供しており、根拠のある仮説づくりに使えます。

公開前チェックでよく出る失敗パターンとして、縮小すると読めなくなる、タイトルと同じ文言を繰り返す、ニッチの流行と同化して埋もれる、の3つが挙げられています。
本文は続きとして「コーナー盲点」を挙げていますが、詳細は原文では省略されています。

自分のチャンネルにどう影響するか

サムネイルを実寸で見る習慣がないと、デザイン画面では可愛く見えた1枚が小さなフィードでは何も伝えないという失敗を繰り返します。
まずは次の3つから始めるのが早いです。

  1. 次にアップロードするサムネイルを、1of10のプレビュー機能か同等の方法でホーム・関連動画・モバイルの3サイズで見てみます。
    この時点で文字が読めない、表情が分からない候補は、公開前に差し替えられます。
  2. 候補を2〜3枚作って、上の5項目で全部を採点します。
    1枚目に愛着があると判断が鈍るため、比較ありきで作ると「消すべきもの」の判断が早くなります。
  3. 公開後のTest & Compareは、予選を通った2〜3枚だけを回します。
    クリック率だけでなく視聴時間シェアで判定される仕様なので、釣り気味のサムネイルを残すと視聴維持の悪いほうが勝ち残ることはありません。

出典

  1. Thumbnail Tester: Preview and Rate Thumbnails Before Upload1of10 Blog

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