YouTube Premium Liteは広告ゼロにならない、1カ月使った記者が解約を決断
- YouTube Premium Liteを実際に1カ月使った記者が、広告が残る体験に失望して解約を決断しました。
- 広告なしを期待したユーザーが感じる不満は、日本でも同じプランを選ぶ際の判断材料になります。
- クリエイター側は、Lite経由の収益配分が通常のPremiumより低い点を理解しておく必要があります。

YouTube Premium Liteの広告は「完全撤廃」ではありません
米メディアのAndroid Authorityが、YouTube Premium Liteを1カ月使った体験記事を公開しました。
記者は「広告から逃れるための契約だったのに、課金した後も広告が表示され続けた」と振り返っています。
YouTube Premium Liteは、広告を減らしつつYouTube Musicなどのバンドルを省いた格安プランです。
ただし、すべての広告が消えるわけではありません。
- Shortsの広告
- 音楽動画の広告
- おすすめフィードに表示される広告
これらは残ります。
記者は「テレビアプリで最初に表示されるおすすめ動画は、契約後も広告だった」と報告しています。

価格はPremiumの6割なのに、受け取れる価値は半分以下
記事によると、南アフリカでの価格は月額49.99ランド(約3.1ドル=約500円)。
これはYouTube Premium(81.99ランド)より39%安い金額です。
ただし、Premiumには含まれるYouTube Musicが使えないうえ、ファミリープランや年間プランもありません。
オフライン再生も一部の動画で利用できません。
YouTube Premiumの価格の6割以上を払っているのに、得られる価値は半分にも満たない
と記者は表現しています。
広告なしの「はず」が、広告付きのままだった
Premiuum Liteは、もともと広告が少ないプランとして案内されています。
ところが記者の利用風景では、動画の視聴中だけでなく、アプリ内を閲覧している最中にも広告が出ました。
アプリはYouTubeの検索結果フィードやおすすめ画面に「広告枠」を持っています。
Lite契約後も、こうした広告は表示され続けます。
記者は次のように述べています。
広告を消してくれるはずの契約だったのに、実際は「広告付きのまま課金している」状態でした
クリエイターへの分配率はLiteのほうが低い
YouTubeの公式ブログによると、収益プールへ回る割合は次のとおりです。
- YouTube Premium: サブスク収益の30%
- YouTube Premium Lite: サブスク収益の60%
つまり、Liteからは6割がクリエイター側に分配される設計です。
通常のPremiumより高い分配率のように見えます。
ただし、実際に受け取れる金額はLiteのほうが少なくなりがちです。
請求額が安いぶん、プール自体が小さくなるためです。
広告付き無料視聴のほうが、収益は高い可能性もある
Android Authorityの読者アンケートでは、YouTube Premiumに加入していない人が過半数でした。
多くは広告ブロッカーを使っていると答えています。
広告ブロッカーを使わず広告付きで視聴する場合、クリエイターには広告収益の55%(Shortsは45%)が入ります。
このため「Liteを契約して広告を減らすより、無料で広告を見てもらったほうがクリエイターの収入になるケースもある」と記事は指摘しています。
ここが一番大事なところです
この体験記事は、日本でYouTube Premium Liteが提供されるかどうかを考えるうえで参考になります。
日本では2025年から試験提供が始まり、その後正式に展開される可能性があります。
Liteを検討する際は、次の点を確認してください。
- どの広告が残るのか
- ファミリープランや年間プランが選べるのか
- オフライン再生の対象範囲
そのうえで「自分が広告をどれだけ気にするか」を基準に契約を判断するのが良さそうです。
自分のチャンネルにどう影響するか
まず確認したいのは、あなたのチャンネルがYouTube Premium Liteの収益分配の対象になるかです。
Liteは国内でまだ正式展開されていないため、現時点で日本チャンネルへの影響は限定的です。
ただし、北米や欧州で普及が進むと、YouTube側がLiteを柱にする可能性があります。
動向を追っておきましょう。広告収益に依存するチャンネルは、Lite経由の収益が従来の広告収益より低くなる可能性を織り込んでおくと安心です。
収益を広告だけに頼らず、メンバーシップやグッズなど複数の柱を持つことを検討するきっかけにしてください。もし日本でLiteが始まったら、動画の冒頭に「この動画は広告付きで見るか、Liteで広告なしで見るか」を伝えるのも手です。
視聴者の契約判断に影響を与えられるのは、ほかならぬあなたの動画コンテンツです。
※円換算は1ドル=160円(2026年8月時点の目安)です。

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