人気YouTuberの漫画がアニメ映画化、自社IPを収益の柱にする方法
- MoistCr1TiKaLの漫画Godslapが、2028年公開予定のアニメ映画になると発表されました。Netflixで実績のあるスタジオが手がけ、製作はすでに始まっています。チャンネル外の収益源をどう拡張するか、具体例として使える情報です。
- YouTuberの収益が広告だけに依存せず、自社IPの映像化という形で価値を持ち始めた事例です。自前で作ったコンテンツを他社にライセンスする流れがわかります。
- 漫画・グッズなどの自社商品を持ちたいチャンネル運営者や、チャンネルの知名度を次の収益に結びつけたいと考えている人に役立ちます。

漫画Godslapがアニメ映画化、2028年公開へ
海外YouTuberのMoistCr1TiKaL(チャーリー・ホワイト)が、自分の漫画「Godslap」をアニメ映画化すると発表しました。
発表は2026年9月3日のYouTube動画で、予告編となる映像も同時に公開されています。
制作会社からは2028年の公開を予定していると伝えられています。
(出典: Dextero)
Godslapは、手に宿る超常の力を巡って戦うサイバーパンク風の漫画です。
ホワイトのほか、ジャクソン・クラーク、ダニー・パルマー、マシュー・フィリップスが関わって制作されました。
2022年にBad Egg社から刊行が始まり、全世界で10万部以上を売り上げています。

アニメーション制作を手がけるのはPowerhouse Animation
映画のアニメーション制作は、Netflixの『悪魔城ドラキュラ キャッスルヴァニア』や『Masters of the Universe: Revelation』で知られるPowerhouse Animation Studiosが担当します。
Lyrical Animationが制作を主導し、ホワイトの会社Meatier Productionsも名を連ねています。
監督はケラン・ストーバーが務め、Lyricalのクリエイティブディレクター、ダニエル・ドミンゲスと、Lyrical Animation責任者のジェイコブ・ロビンソンが脚本を担当します。
声のキャストや配給会社、公開日は発表されていません。
Lyrical Animationは、同じくYouTuberであるJacksepticeyeと組んでPlayStation Productionsとの『Bloodborne』アニメも開発中です。
「チャンネル発のコンテンツが映画という出口を得た」事例
ホワイトは、「アニメ映画を作ることはずっと夢だった。Powerhouseのようなスタジオと組めて興奮している」とコメントしています。
ドミンゲスはGodslapを「アニメの影響を受けた、陽気で暴力的な漫画」と評し、アニメ映画に合うと述べています。
この動きの背景には、同じYouTuberのMarkiplierが手がけた映画『Iron Lung』の成功があります。
この映画は全世界で約5,000万ドル(約80億円)の興行収入を記録し、制作費は約300万ドル(約4億8,000万円)だったと報じられています。
YouTuberが持つコンテンツが、チャンネルの外で大きな収益を生む可能性を示した事例です。
※円換算は1ドル=160円(2026年8月時点の目安)です。
自分のチャンネルにどう影響するか
チャンネルを広告収益だけで回していると、収入が動画の出来やアルゴリズム次第になります。
Godslapの事例は、別の場所で売れる作品を持つことで、収益の柱を増やせることを示しています。
- 自前のIPを作るなら、最初は小さく始めるのが現実的です。
Godslapもまず漫画として売り、アニメの短編を経て映画化にたどり着きました。
チャンネルで発表したキャラクターや物語を、動画の外で販売する形に育てていく順序が参考になります。 - チャンネルの収益を広告に頼っているなら、漫画や小説、音楽など「チャンネルとは別の場所で売れる作品」を持つ選択肢も候補に入れておくと、将来の交渉の幅が広がります。
登録者を収益化するだけでなく、作ったものを別の形で価値化する方法も同時に考えておきます。 - 映像化の話が来たときのために、権利関係をあらかじめ整理しておくと動きやすいです。
Godslapは複数人のクリエイターが共同で作った作品ですが、権利の持ち分がどうなっているかは原文では明らかにされていません。
自分の作品でも、契約時に二次利用の権利を確認しておく習慣をつけておきます。

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