法務・判例

他人を告発する動画の法的リスク、11.8万ドル騒動で名誉毀損の訴訟予告

  • 息子が会社のカードで11万8,000ドル分のYouTube広告を使ったと訴えた家族の話に、複数のYouTuberが疑問を示す動画を出しました。
  • 父親は購入者へのメールで、嘘を広めているチャンネルを名誉毀損で近く訴えると書き、名指しされたと受け取った運営者も出ています。
  • 実際に提訴されたかは原文の時点で分かっておらず、疑惑を扱う動画がどこまで言い切るかが問われる例になっています。
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疑問を示した側が訴訟を予告された

ゲーム実況チャンネル「Mighty Mike Plays」の父親Daveさんは、9歳の息子が会社のクレジットカードで、マインクラフトやロブロックスの動画の広告に11万8,000ドル(11.8万ドル、約1,900万円)を使ったと公表していました。
仕事を失い、30日以内の返済を求められたという話です。

その後、この一家が1枚67〜97ドル(約1万700〜1万5,500円)のAIを使ったデザインのシャツを売り出し、コメント欄も閉じたことで、話が本当なのか疑う声が広がりました。
penguinz0、Mujin、Deep Humorといった運営者が、Daveさんの説明に疑問を示す動画を出しています。

そこへ、グッズの返金を受けた人が、Daveさんから届いたというメールの画面をXに投稿しました。
自分は詐欺師ではなく、あのチャンネルたちは嘘を広めているので近く名誉毀損で訴える、という内容です(Dexerto)。
名誉毀損は、事実と違う内容を広めて人の評判を傷つけることを指します。

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誰を訴えるかは言っていない

Daveさんはどのチャンネルを訴えるのか明かしていません。
それでもDeep Humorは「Mighty Mike Plays Dad is Suing Me」という動画を出し、自分たちに向けた発言だと受け止めたと話しています。

Deep Humorがこの動画で疑いの根拠に挙げたのは、解雇と30日返済という説明、高額なAIグッズ、コメント欄を閉じた判断です。
いずれも誰でも確かめられる公開情報を並べ、断定ではなく疑問として示す組み立てになっています。

その後、最新動画のコメント欄は再開され、チャンネルと概要欄からグッズのリンクは消えました。
ただ、ストア自体は「118K」シャツを含む14商品のまま残っています。
Daveさんは9月22日のコミュニティ投稿(後に削除)で、近く説明すると書きましたが、記事の時点では公開されていません。
実際に訴えが起こされたかどうかも、原文には書かれていません。

日本の運営者に関係するところ

日本の法律でどう扱われるかは原文に書かれていません。
ただ、人の言い分を検証する動画や、疑惑を取り上げる動画は日本でも一つのジャンルになっています。
取り上げた相手から「訴える」と言われる場面は、国を問わず起こります。

※円換算は1ドル=160円(2026年8月時点の目安)です。

自分のチャンネルにどう影響するか

他人の疑惑を扱う動画は、再生が伸びやすい一方で、相手から訴訟を持ち出される側に回ります。

  1. 疑惑を扱うときは、相手が公開した発言・価格・投稿の削除など、画面で見せられる事実を根拠に置くと身を守りやすくなります。
    今回疑問を示した側も、根拠はすべて公開情報でした。

  2. 「詐欺だ」と言い切るのか、「この点が説明と合わない」と疑問として出すのかで、受け止められ方が変わります。
    タイトルとサムネイルは本編より強い言葉になりがちなので、特に見直しておくといいです。

  3. 相手の主張が後から変わることもあるので、動画内で「何月何日時点の情報」と示しておくと、後で更新や訂正を入れるときの足場になります。

出典

  1. Mighty Mike Plays’ dad threatens to sue YouTubers for libel over $118K scam claimsDexerto

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