Shortsの広告収益、条件の90日1000万回は2027年に倍へ
- Shortsの広告収益を受け取るには、登録者1,000人に加えて90日で1,000万回の再生か、12か月で4,000時間の視聴時間が必要です。
- Shortsの収益は国ごとにまとめた広告収入を再生の割合で分ける仕組みで、1000回再生あたりの受け取りは約5〜16円にとどまります。
- Shorts経由の条件は2027年2月に90日2,000万回へ引き上げられる予定で、長尺の視聴時間ルートは変わりません。

収益化には2つの入口があります
YouTubeパートナープログラム(広告収益などを受け取れる制度)には、条件の違う2つの段があります(Passionfruit)。
下の段は、登録者500人・直近90日で公開投稿3本以上に加えて、90日でShorts 300万回の再生か、12か月で公開動画の視聴時間3,000時間のどちらかです。
90日で300万回は、1日あたり約3万3,000回になります。
こちらで使えるのはSuper Thanks・Super Stickers・メンバーシップといった視聴者からの支援で、Shortsの広告収益は入りません。
広告収益まで入るのは上の段です。
登録者1,000人に加えて、90日でShorts 1,000万回の再生か、12か月で視聴時間4,000時間のどちらかが必要になります。
1,000万回は1日あたり約11万回です。
4,000時間のほうは、平均視聴5分の長尺なら約4万8,000回、1日あたり約130回の計算です。
なお、Shortsの視聴時間はこの4,000時間には数えられません。
審査にはおよそ1か月かかります。
承認後も、YouTube Studio内の「Shorts収益化モジュール」に自分で同意しないと、Shortsの広告収益は発生しません。
同意する前の再生は対象外です。

お金の分け方は「国ごとの山分け」
長尺は動画ごとに広告が付きますが、Shortsは違います。
フィードの動画と動画の間に流れた広告の収入を、毎月、国ごとに1つにまとめます。
これがクリエイタープールです。
音楽の使用料を差し引いたあと、収益化している運営者に「有効な再生」(一定時間以上見られた再生)の割合で配ります。
その国の有効な再生の5%を取れば、プールの5%が割り当てられる仕組みです。
使った音楽で取り分が変わります。
音楽なしならその再生分の収入が100%プールに入り、1曲使うと50%、2曲なら3分の1だけが入ります。
プールに入った分のうち運営者の取り分は45%です。
YouTube自身の例では、Shorts広告収入10万ドル(約1,600万円)の国で、2割のShortsが1曲使っていた場合、プールは9万ドル(約1,440万円)になります。
有効な再生の1%を取ったShortには900ドル(約14万4,000円)が割り当てられ、手元に残るのは45%の405ドル(約6万5,000円)です。
実際の単価は長尺の数十分の一
1000回再生あたりに運営者へ入る金額は、長尺が1〜30ドル(約160〜4,800円)なのに対し、Shortsは0.03〜0.10ドル(約5〜16円)です。
多くのチャンネルは0.03〜0.06ドル(約5〜10円)に収まり、米国の視聴者が多い金融・テック系が上のほうに来ます。
月100万回の再生で約30〜100ドル(約4,800〜1万6,000円)、月1,000万回でも約300〜1,000ドル(約4万8,000〜16万円)です。
46万8,500回再生のShortが16.61ドル(約2,700円)だったという報告も紹介されています。
年末の11〜12月は広告の奪い合いで単価が上がり、1月は大きく下がります。
数えられない再生もあります。
買った再生や不自然な流入、ほぼ手を加えない転載、映画・テレビの無編集の切り抜き、独自の加工がないまとめ動画は対象外です。
1分を超えるShortで権利の申し立てを受けた素材を含むものは、丸ごと収益化できません。
Shorts経由の条件は、2027年2月に90日で2,000万回(1日約22万回)へ引き上げられる予定です。
長尺の4,000時間ルートは変わりません。
※円換算は1ドル=160円(2026年8月時点の目安)です。
自分のチャンネルにどう影響するか
Shortsの広告収益だけで食べていく計算は、ほぼ成り立ちません。
使いどころは次の3つです。
Shortsの1,000万回ルートで収益化を狙っているなら、2027年2月の引き上げ前が勝負です。
ただ長尺も出しているチャンネルは、条件が据え置かれる4,000時間ルートのほうが安定しています。承認されたら、その日のうちにStudioでShorts収益化モジュールに同意しておくと取りこぼしがありません。
同意前の再生は後から数えてもらえないためです。Shortsは入口として使い、長尺・メンバーシップ・企業案件に流すほうが収入は伸びます。
BGMを1曲入れるだけで取り分が半分になるので、広告収益を重視するShortsは音楽なしで作る選択肢もあります。

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