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AI制作のSF連続ドラマ、素材費は1話約7,600ドル(約120万円) 1カットは8〜10回生成

  • AIだけで作ったSF連続ドラマ「The Arc」は、全5話でAI利用枠が約3万8,000ドル(約610万円)です。1カットの生成は8〜10回かかりました。
  • AI動画の制作費は、撮影代ではなく「やり直しの回数」に出ます。低解像度で試す節約法も、自分のチャンネルに持ち込めます。
  • AI動画を長尺で作る運営者や、これから試したい人に関わります。ただし原文はYouTube公開の話を扱っていません。
画像はイメージです

AIで作ったSF連続ドラマ「The Arc」の制作チームが、かかった費用と作り方を明かしました。
約83分の5話構成で、AI利用枠は約3万8,000ドル(約610万円)です。

AI動画を長尺で作るなら、1カットあたりのやり直しの回数が、そのまま費用の見積もりになります。
出典はBusiness Insiderです。
なお「The Arc」はYouTubeではなく、制作元のArtlistのサイトで無料公開されています。

AI利用枠は約3万8,000ドル、1話約7,600ドル

監督はDarin Stewart氏、製作総指揮はAIクリエイターのSimone Ferretti氏です。
AIプラットフォームのArtlistが制作を承認し、AI利用枠を提供しました。

1話は10〜22分で、1話あたりのAI利用枠は平均約7,600ドル(約120万円)です。
俳優もセットも小道具も衣装もありません。
それでも、全員が従来の映像業界出身の少人数チームで作っています。

費用の中身は主に映像の生成です。
人件費は含まれていません。
チーム全員が、撮影現場と同じ日当を受け取ったと説明されています。

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1カット8〜10回の生成をどう抑えたか

映像は主にSeedanceとKlingという動画生成AIで作られました。
Stewart氏によると、1カットに8〜10回の生成が必要になることがあります。

10回やり直せば、1カットで同じ料金を10回払う計算です。
そこでチームは、最初は低い解像度で生成しました。
狙いどおりの絵が出てから、画質を上げています。

自分のチャンネルで言えば、試し撮りは軽い設定で回し、採用カットだけ本番の設定で出す形です。
つまり、やり直しの回数を前提に予算を組む考え方です。

台本と美術は人が決め、AIで具体化した

制作は、いきなり生成から始めていません。
各話の冒頭で、話の流れ、セリフ、カメラの動きを10分ほど口頭で話しています。

それをAnthropicのClaudeに渡すと、数分で使える台本が出ます。
チームはそこに手を入れました。
Stewart氏は、発想は最初から最後まで人間だと話しています。

人物設定や雰囲気の資料は、映画のスチル画像を集めたShotDeckとデザインツールのFigmaで作りました。
画像づくりにはGoogleのNano Banana ProとGPT Image 2も使っています。

5話の食堂は、床が白く光る設定です。
映画「2001年宇宙の旅」の床から着想しました。
壁の絵画の選び方はClaudeに調べさせています。
細かさは、現場で撮るときと同じだという説明です。

原文が書いていないこと

視聴者の反応や再生数、YouTubeでの収益化の扱いは、原文に書かれていません。
上映はロンドンとロサンゼルスで行われ、今後さらに広げる予定です。
ツールの料金体系や、日本での提供状況も原文では明らかにされていません。

※円換算は1ドル=160円(2026年8月時点の目安)です。

自分のチャンネルにどう影響するか

AI動画で連続ものを作る予定があるなら、1カット8〜10回の生成を見積もりの基準にしておくと、予算の読み違いが減ります。
1本の動画のカット数に10を掛けると、必要な生成回数の目安が出ます。

工程の置き場所は、台本、美術の資料づくり、映像素材の3か所です。
台本は、口で話した内容をAIに整えさせる使い方が参考になります。
試作は低解像度、採用カットだけ高画質という分け方は、動画生成ツールの料金プランを選ぶ前に試せます。

料金や商用利用の条件は、使うツールの公式サイトで確認してください。

出典

  1. Creators of an AI-generated sci-fi series said it took $38,000 in AI credits and 8 to 10 generations per shotBusiness Insider

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