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YouTubeのAI肖像クレーム、窓口が「クレーム」タブに統合 異議申し立ては4分類に

  • 動画詳細の「著作権」メニューが「クレーム」に変わり、著作権とAI肖像の制限が1か所にまとまりました。
  • AI肖像クレームへの異議申し立てには、同意の有無やパロディなど4つの選択肢が用意されています。
  • クレームを受けても、チャンネル全体の状態には影響しないとYouTubeは説明しています。
画像はイメージです

「著作権」メニューが「クレーム」になります

YouTubeが、AI生成の肖像に関するクレームまわりの手続きを整理しました。
海外メディアのSocial Media Todayが2026年8月20日に伝えています。

変わったのは、まず名前と置き場所です。
動画詳細の画面にあった「著作権」メニューが「クレーム」に変わり、著作権による制限とAI肖像による制限が同じ場所に並ぶようになります。

YouTubeはこう説明しています。
Content IDの著作権クレームでも、プライバシーに基づくAI肖像クレームでも、動画に制限がかかったときは、この広い「クレーム」タブの下に置かれる、と。
今までは種類によって探す場所が違ったので、単純に迷わなくなります。

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異議申し立ては4つの選択肢から選ぶ形に

手続きのほうも変わりました。
AI肖像クレームに反論するとき、次の4つから理由を選ぶ形になります。

  • 明示的な同意がある(本人から許可を得ていることを示す)
  • パロディ・風刺・公共の利益にあたる(変形的、コメディ、報道的な利用)
  • AIで作成も改変もしていない(AI生成だという前提そのものを否定する)
  • クレーム対象が映っていない(クレーム自体を否定する)

選択肢が並んでいるということは、YouTube側がどういう反論を想定しているかが見えるということでもあります。
実写で撮った映像に「AIだ」とクレームが付いた場合は3番目、そもそも別人だという場合は4番目、という具合に対応が決まります。

チャンネル全体には影響しないと明言

運営者として一番気になるのは、クレームを受けたときにチャンネルごと巻き添えになるかどうかだと思います。
ここについてYouTubeは、有効なクレームがあった場合に動画が制限されたり公開停止になったりすることはあるものの、チャンネル全体の状態・健全性・機能に悪影響を与えることはない、と説明しています。

AI肖像クレームは、悪用されると厄介な仕組みです。
誰かが嫌がらせで申し立てを繰り返せば、チャンネルを潰せてしまうのではないか、という不安がありました。
影響が動画単位にとどまるという説明は、その不安に対する答えになっています。

肖像検出そのものは18歳以上向け

今回の変更の前提になっているのが、肖像検出(likeness detection)という機能です。
Social Media Todayによると、2026年5月に18歳以上の全ユーザーへ拡大されました。

YouTubeのヘルプによれば、これは自分の顔がAIによって改変・生成されたように見えるコンテンツをYouTube上で見つけるための機能です。
使うには18歳以上であること、チャンネル所有者かマネージャーであること、そして政府発行の身分証と短い自撮り動画による本人確認が必要です。

検出された動画はStudioの「Content detection」から「Likeness」の「For review」に並び、そこから肖像の削除申請、著作権の削除申請、アーカイブへの移動のいずれかを選びます。

ここで一つ混同しやすい点があります。
この「Content detection」は自分の顔を探す側、つまり権利者側の画面です。
一方、今回整理された「クレーム」タブと4つの異議申し立ては、クレームを受けた投稿者側の画面です。
名前が似ていますが別物なので、探すときは気をつけてください。

出典: Social Media TodayYouTubeヘルプ「Likeness detection on YouTube」

自分のチャンネルにどう影響するか

AI肖像クレームは、これまで「来たらどうすればいいのか分かりにくい」制度でした。
今回の変更で、少なくとも入口と出口ははっきりします。

  • 動画に制限がかかったときの確認先が1か所になります。
    著作権かAI肖像かで探す場所を変える必要がなくなりました。
  • 異議申し立ての4分類は、そのままYouTube側がどういう反論を想定しているかの目安になります。
    実写素材を使った動画なら「AIで作成も改変もしていない」で答える形です。
    審査期間や結果の見通しは、今回の発表では触れられていません。
  • 影響が動画単位にとどまるとYouTubeが明言しました。
    悪意ある申し立てでチャンネルごと止められる、という心配は一段下がります。
  • 自分の顔を守る側に回りたい場合は、肖像検出の設定に本人確認(政府発行IDと自撮り動画)が必要です。
    使うつもりなら早めに済ませておくと動きやすくなります。

出典

  1. YouTube simplifies its AI claims processSocial Media Today

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