InstagramがTVアプリでReels視聴会を訴求、YouTubeのリビング戦略に対抗
- Instagramが米国でReelsをテレビ画面で楽しむキャンペーンを展開し、縦型動画の視聴会を提案しています。
- YouTubeがテレビ視聴で広告収入を伸ばすなか、Metaがリビング市場でのシェア拡大を狙う動きです。
- テレビ向け動画戦略を考えるチャンネル運営者や、縦型コンテンツの活路を探すクリエイターに影響します。

InstagramがテレビでReelsを見せる新キャンペーンを開始
Instagramが、テレビ向けアプリでのReels視聴を促すキャンペーン「Watch While」を始めました。
米ロサンゼルスの代理店Special U.S.と共同で制作し、コネクテッドTV(ネット接続テレビ)で縦型動画を楽しむ使い方を提案しています。
Tubefilterの記事によると、キャンペーンにはネイリストや料理手順の視聴、ストレッチ動画でウォーキングの準備をする利用シーンが登場します。
いずれもテレビ画面でReelsを流しながら、その場にいる人と共有する体験を描いています。

テレビ視聴シェアをめぐるYouTubeとの競争が背景
MetaはIGTVの時代から、アプリの視聴をテレビのリビングルームに広げる取り組みを続けてきました。
昨年末に始まったInstagram for TVも、その流れのひとつです。
背景には、テレビ画面でのYouTubeの強さがあります。
YouTubeはリビングでの視聴者を獲得し、広告費を集めながら、クリエイターを従来のテレビ番組に代わる存在として育ててきました。
Instagramも同じ領域で存在感を高めたい考えです。
InstagramがReelsをテレビで見せる狙いは、短いながらも共有体験を生めるという価値提案にあります。
前回のInstagram for TV向けキャンペーンも同じ方向性でした。
今回のWatch Whileは、その考え方を改めて強調する内容です。
とはいえ、テレビには動画配信や放送など娯楽の選択肢が多く、縦型動画をリビングで流す習慣がどこまで広がるかは未知数です。
日本で気になるのはテレビ視聴の広がり
この動きは日本のYouTube運営者にも無関係ではありません。
日本ではテレビ向けアプリでのYouTube視聴が定着しており、縦型動画をテレビで見る習慣も徐々に増えています。
Instagramがこの分野を強化すれば、テレビ画面を巡るプラットフォーム間の競争が激しさを増します。
広告費の流れや、クリエイターがどの画面に向けて動画を作るかという選択にも影響する可能性があります。
ただ、現時点でInstagramがテレビ向けにどの程度の視聴者を獲得しているかは、原文では明らかにされていません。
キャンペーンの効果もまだ数値では発表されていません。
自分のチャンネルにどう影響するか
まず、自分がどの画面で視聴されているかを把握しておくと、今後の動画戦略の参考になります。
YouTube Studioのトラフィック元にテレビが含まれているか確認してください。
- テレビ視聴が一定数あるチャンネルは、縦型動画でも画面の端の情報が切れないよう、字幕やテロップを中央寄せにするなどの調整を検討してください。
- プラットフォーム間の競争が激しくなれば、広告単価や収益分配の条件が変わる可能性があります。
収益データは毎月チェックしておくと、変化に早く気づけます。 - 短尺と長尺の使い分けを再確認しましょう。
テレビ画面では長尺の需要が強い一方、Reelsのような短尺を共有体験として見せる提案もあります。
どちらを主軸にするかは、チャンネルの目的次第です。
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