仕様変更・新機能

YouTubeがカスタムフィードを複数設定可能に、Bluesky対抗でホーム画面を刷新

  • YouTubeが米国の一部ユーザーを対象に、ホーム画面で複数のカスタムフィードを切り替えられる実験を始めました。
  • 視聴者自身が好みのテーマで動画の並びを選べるようになるため、チャンネル側は従来のアルゴリズム任せでは見落とされる可能性があります。
  • 動画を発信するすべてのチャンネル運営者にとって、視聴者の入口が変わる仕様変更です。
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何が起きたか

YouTubeが2026年8月24日から、米国のサインイン済み視聴者を対象に、ホーム画面で複数の「カスタムフィード」を切り替えられる実験を始めました。
これは、特定のテーマや「気分」に合わせて動画をまとめて表示する機能です。

従来のホーム画面には、視聴履歴から関連する話題を横に並べる「トピックチップ」がありました。
カスタムフィードを有効にしたアカウントでは、このチップの代わりに、ユーザーが設定した複数のフィードが上部に表示され、ワンタップで切り替えられます。

たとえばYouTubeは、カスタムフィードの具体例として「仕事帰りに10分以内のガイド付き瞑想でリラックスしたい」という「気分」を挙げています。
ニッチなテーマをあらかじめ指定しておけば、アルゴリズムに任せるよりも意図した動画に出会いやすくなります。

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Blueskyとの競争が背景にある

この機能は、分散型SNSのBlueskyが提供するカスタムフィードに対抗する動きです。
Blueskyは、利用者が自分で作成できるフィード機能を早期から提供し、人気を集めました。
スーパーボウルでは、テイラー・スウィフトのファン向けと、そうでない人向けの2種類のフィードを用意して注目を浴びました。

Blueskyは動画にも力を入れており、2024年にネイティブ動画を開始し、その後、最大再生時間を10分に延長しました。
YouTubeがホーム画面のパーソナライズを強化するのは、巨大な動画ライブラリを維持しながら、ユーザーの「選ぶ楽しさ」を提供するためです。
Tubefilterの記事では、YouTubeがBlueskyに対抗してこの機能を拡張していると報じています。

ここが大事なポイント

今回の変更はあくまで米国の一部ユーザーを対象にした実験で、日本を含むすべてのユーザーに展開されるかは未定です。
しかし、YouTubeが「ユーザーが自分で選ぶ」ことを重視し始めたのは確かです。
チャンネル運営者にとっては、「アルゴリズムがおすすめしてくれるから再生される」という従来の前提が崩れる可能性があります。

視聴者が自分の好きなテーマや気分でフィードを設定すると、そこにチャンネルが入っているかどうかで、再生回数が大きく変わりえます。

自分のチャンネルにどう影響するか

まず、自分のチャンネルがどのテーマで語られるのかを整理しておきましょう。
カスタムフィードの設定で「旅行」「料理」「作業用BGM」など、視聴者が検索しそうな言葉を想定し、タイトルや概要欄、動画の冒頭にテーマを明確に入れると、フィードに拾われやすくなります。

次に、チャンネルの動画が「1本単位」ではなく「テーマのまとまり」として見られる可能性を意識してください。
カスタムフィードは特定の話題や気分で複数動画を並べるので、関連動画をシリーズ化したり、同じテーマの動画同士をリンクさせたりする工夫が効果的です。

最後に、この機能はまだ実験段階です。
日本への展開が発表されたら、自分のチャンネルの視聴者層がどのフィードに入りやすそうかを、YouTubeアナリティクスの視聴者属性と合わせて確認してください。
今のうちにテーマ整理をしておくと、いざ機能が来たときに迷わず対応できます。

出典

  1. As Bluesky adds more videos, YouTube adds more Bluesky-style custom feedsTubefilter

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