AIアニメ画像で音楽アーティスト名義が乗っ取り被害、YouTube Musicでも続く
- SpotifyとAmazon Musicでジャズのレジェンド数人の名義が、AI生成のアニメ画像と楽曲で乗っ取られる被害が発生しました。Spotifyは対策済みと発表しましたが、YouTube Musicでは現在もアニメのプロフィール画像が公開されたままです。
- AIで作られた楽曲が本物のアーティスト名義で配信されると、ファンが混乱し、プラットフォームへの信頼が損なわれます。YouTubeは対策を示していないため、同様の被害が動画でも起きる可能性があります。
- アーティスト名義やチャンネル名を運営する人は、自分の名前が無断で使われていないか確認が必要です。特に音楽チャンネルや、顔や名前を出して活動するクリエイターに関係します。

実在する音楽アーティストの名前やプロフィールが、AI生成のアニメキャラクターにすり替えられ、無関係の楽曲が配信される被害が報告されています。
話題になっているのは音楽配信ですが、動画プラットフォームのYouTubeでも同じ構造のトラブルが起きているところです。
ジャズのレジェンド数人が名義を乗っ取られる
海外メディアのFuturismが報じたところによると、ジャズのサックス奏者ソニー・クリスや、ボーカリストのジャン・カーンら数人の名義で、AIが生成した楽曲とアニメ風のカバーアートが配信されました。
ソニー・クリスのプロフィールには、アニメ画像のカバーアートを持つ新曲が追加されていました。
ジャン・カーンについても、AIで作られたトラックと画像が本人の名義で登録されています。
Amazon Musicでも同様の被害が出ました。

Spotifyは対応済み、YouTube Musicは現在も放置
この問題について、SpotifyはFuturismに対し、「すでに解決済みで、AIの検出と防止に投資を続けている」と回答しました。
一方、YouTube Musicでは、この記事を書いた時点でアニメのプロフィール画像がまだ表示されたままで、YouTube側の対応は確認できていません。
Spotifyは8月中旬にも、AIが生成した楽曲を多く公開しているアーティストに「AIパーソナ」バッジを表示する機能を発表しています。
人間のアーティスト向けの認証バッジもあり、混乱を防ぐ仕組みを段階的に増やしています。
日本のチャンネル運営者にどう関係するか
今回のケースは音楽アーティスト名義の話ですが、同じことはアーティスト名ではなく、個人のチャンネル名でも起こりえます。
AIで生成した音声や画像があなたの名前で公開されたり、あなたのチャンネル名と似た名前のアカウントが楽曲や動画を配信したりするケースです。
視聴者は本物と偽物を見分けられず、最悪の場合、あなたの名前が公開した覚えのないAI楽曲に誘導されることになります。
YouTubeは、今回の件について公式にコメントしておらず、対応方針は明らかになっていません。
参考までに、実在のアーティスト名義でAI音声を配信することは、音声の無断使用や著作権侵害にあたる可能性があります。
もし自分の名前や顔が使われていたら、YouTubeの報告フォームから削除を申請するのが現実的な対応です。
出典: Dexerto
自分のチャンネルにどう影響するか
海外で起きている話と見ずに、自分のチャンネルでも起こりうるトラブルとして見ておくといいです。
- 自分のアーティスト名やチャンネル名を定期的に検索して、無断で使われているアカウントや楽曲がないか確認しておくと、早期発見につながります。
- なりすましを見つけたら、YouTubeの報告フォームから削除申請を出します。
申請には本人確認書類が必要になるため、パスポートや運転免許証の画像を手元に用意しておくと手続きがスムーズです。 - もし自分の名前と似たチャンネルが伸びていたら、視聴者が間違えて登録してしまうことがあります。
概要欄や固定コメントで「このチャンネルが公式です」と明示しておくと混乱を防げます。 - AIによるなりすましは今後も増えると見られています。
YouTubeの公式発表やポリシー変更をこまめにチェックして、新しい報告手段が出たらすぐ使えるようにしておくのがおすすめです。

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