YouTubeがShortsの公開前に助言を返す機能を米国で拡大、対象は18歳以上
- YouTubeが、Shortsを公開する前にフックやテンポへの助言が返る「Get Feedback」を、米国の18歳以上のクリエイターに広げています。9月9日のCreator Insider動画で発表され、アプリの投稿画面から使えます。
- これまで公開後にしか分からなかったつかみやテンポの弱点を、出す前に一度見直せます。ただし助言が再生回数を予測するという説明はなく、視聴維持率のデータを置き換えるものでもありません。
- 米国にいてAndroidかiPhoneのYouTubeアプリからShortsを出す運営者が対象です。日本での提供時期、パソコン版、YouTube Studioへの対応は原文に書かれていません。

YouTubeのShorts、投稿画面に助言ボタンが付きます
Shortsを出すときの「詳細を追加(Add Details)」画面に、Get Feedbackというボタンが並びます。
押すと、動画のつかみ、テンポ、映像についての分析と改善案が返ってきます。
YouTubeが9月9日に公開したCreator Insiderの動画で明らかにしました(Search Engine Journal)。
対象は米国に住む18歳以上で、AndroidかiPhoneの通常のYouTubeアプリから投稿する人です。
順次拡大中なので、条件に当てはまっていてもボタンがまだ出ない人はいます。
原文の動画では米国以外、パソコン版、YouTube Studioについては触れられていません。
日本でいつ使えるようになるかも、原文には書かれていません。

見てくれるのはフック・テンポ・映像の3点
YouTubeでクリエイターとの窓口を務めるRene Ritchieさんが、Creator Insiderの動画で中身を説明しています。
助言が及ぶのは、つかみの強さ、テンポ、映像の3点です。
動画では、ニュース解説のしゃべりと音声の質をほめたうえで、切り替え用の映像や画面収録を足すのはどうか、という提案例が示されました。
ただしこれは一例で、ツールが実際にどこまで検査しているかを動画は網羅していません。
助言がどう作られているかについても、原文が参照した資料には説明がありません。
Ritchieさんは、このフィードバックを受け取って使うかどうかは完全に任意だとしています。
ツールが動画を勝手に直すこともありません。
提案の中身は「うまくいきやすいとされる型」にもとづくもので、チャンネルごと、視聴者ごとに正解は違うという前提だ、という言い方もしています。
この助言は、あなたのチャンネルの過去の実績を見て「この動画は伸びる」と判定しているものではありません。
原文の発表にも、提案が再生回数を予測する、結果を良くする、という主張はありません。
8月24日のCEO投稿とは入口が違います
同じツールは9月9日より前から動いていました。
YouTube CEOのNeal Mohanさんが8月24日にXへ投稿し、このツールを展開中だと伝えています。
その中で、非公開の下書きをアップロードすると、フック、テンポ、構成についての提案が受け取れる、という説明がありました。
一方、9月9日の動画とヘルプページが示すのは、通常のアップロード手順の中にあるボタンです。
非公開の下書きにはどちらも触れていません。
同じ機能を指しているのか、8月の時点と今とで導線が変わったのかは、参照できる資料からは分かりません。
VibeCheckとの関係も原文では不明です
YouTubeはYouTube Labsで、VibeCheckという別の実験も進めています。
米国の人が使える実験で、Labsのページには、Shortsのテンポ、つかみ、照明を分析するAIコーチだと書かれています。
入口は同じ「詳細を追加」画面のTry VibeCheckボタンです。
ただ、VibeCheckとGet Feedbackが同じものかどうかは、参照した資料では説明されていません。
Creator Insiderの動画にもヘルプページにも、Get FeedbackがAIを使っているという書き方はありません。
名前と入口が近いからといって、同じ機能として扱わないほうが安全です。
公開後のデータが不要になるわけではありません
YouTubeの視聴者パフォーマンスのデータは、動画を公開してから出てきます。
Get Feedbackは、その前の段階で助言を返すものです。
順番が前に寄るだけで、視聴維持率や視聴者の反応(高評価・コメント・共有)の数字を置き換えるものではありません。
投稿前に一度見直す習慣として使うなら、意味はあります。
撮り直しや編集のやり直しが効くのは、公開前だけだからです。
反対に、助言のとおりに直しても数字が動かないことはあります。
そのときは、公開後に出る自分の数字のほうを信じる場面です。
自分のチャンネルにどう影響するか
Shortsを定期的に投稿しているなら、投稿前の数十秒をどこに使うかという話です。
- 自分のアカウントでボタンが出るかを先に確かめておくと、投稿の段取りを変えるかどうかを早めに決められます。
出ないときは、米国外にいる、パソコンから上げている、YouTube Studioを使っている、のどれかに当てはまっていないかを見ます。 - つかみとテンポは、公開後に視聴維持率グラフでいつも見ている場所と同じです。
助言に従って直した動画と、直さなかった動画の維持率を並べて残しておくと、自分のチャンネルで効くかどうかを後から確かめられます。 - 提案は一般論なので、数字が落ちた回は無視していい情報もあります。
同じ画面に別の実験ボタンが増えることもあるので、押したボタンの名前を控えておくと、あとで結果を振り返るときに混ざりません。

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