ElevenLabsのAI音楽v2.5、無料は1日5曲で商用利用は条件つき
- ElevenLabsが音楽生成のMusic v2.5を公開しました。無料枠は1日5曲、Proは月400曲まで劣化なしで保存でき、商用利用は条件つきで認められます。
- 生成した曲の権利は利用者に残るため、動画のBGMやジングルを自前で用意する選択肢になります。ただし無料枠はクレジット表記が必要で、既存アーティストの模倣はできません。
- BGMを音源サイトで探したり外注したりしている解説系やVlog系の運営者にまず関係し、案件動画で音源の権利確認をしているチャンネルにも影響します。

ElevenLabsの音楽生成がv2.5になりました
ElevenLabsが音楽生成のMusic v2.5を公開しました。
同社の説明では、生成される楽曲は以前より厚みが出て、自然な響きになっています。
仕上がりを確かめるために4万7,885組の比較を使った聴き比べをしていて、聴き手は多くの場面でv2.5のほうを選びました。
差が出たのはとくにR&B、ソウル、ヒップホップ、ロック、オーケストラです。
どれくらいの差がついたかは原文では明かされていません。
提供はアプリとAPIの両方からです。
API経由でもMusic v2.5を呼び出せます。
ひとつ前のv2も引き続き使えます。
料金は原文に書かれていません。

無料枠は1日5曲、Proは月400曲です
無料枠では、音質を落とさずに保存できる形式(ロスレス)のダウンロードが1日5曲までです。
30日でおよそ150曲になります。
Pro枠は月400曲までで、1日あたりに割るとおよそ13曲。
毎日動画を出すチャンネルでも、BGMを1本ずつ作り直して足りる量です。
生成したトラックの権利は利用者に残ります。
商用利用は業種と目的に応じて認められ、無料枠を使う場合はクレジット表記が必要です。
案件の動画に音源を載せるなら、業種と目的、クレジット表記の要否を先に確認しておきたいところです。
他のアーティストの曲をもとにした音源は保存できません
ほかのミュージシャンの楽曲をもとに生成したトラックは、ダウンロードがブロックされます。
既存のアーティストをまねた音も作れません。
参照する曲を変えて似た音を出す使い方は、想定されていない作りです。
既存のMusicモデルは「ライセンスを受けたステム(楽曲をパートごとに分けた音源データ)と楽曲」で学習したと同社は説明しています。
学習データの中身までは明かしていません。
ユニバーサルとの契約はMusic v2.5に適用されません
ElevenLabsは最近、ユニバーサル ミュージック グループ(UMG)とライセンス契約を結びました。
ただし同社によれば、この契約が対象にするのは今後出てくる別の製品で、Music v2.5には適用されません。
この線引きは、競合のSunoとの違いとして同社が挙げているものです。
Sunoは、権利者の同意なく著作権で保護されたコンテンツを学習させたとして訴訟を起こされています。
Sunoも今週、新しいモデルを公開しました。
動画のBGMを自前で用意できるようになります
動画のBGM、チャンネルのジングル、オープニングとエンディングの曲。
これまでは音源サイトで探すか、外注するかでした。
権利が自分に残る形で作れるなら、シリーズごとに同じトラックを固定で使い回せます。
1日5曲の無料枠は、まず音の方向性を試す用途に向いています。
月400曲のPro枠なら、動画ごとに違う曲を当てていく使い方でも足ります。
出典: The Decoder
自分のチャンネルにどう影響するか
BGMを音源サイトで探しているなら、無料枠の5曲で自分の動画の尺に合うかを試しておくと、次に作る動画から差し替えられます。
無料枠はクレジット表記が必要なので、概要欄のどこに書くかを決めておくと、あとから直す動画が減ります。
企業案件の納品物にAI生成の音源を載せるかどうかは、企画の段階で決めておくと進めやすいです。
商用利用は業種と目的で条件が変わるため、編集が終わってから確認すると音源を差し替える手戻りが出ます。
オープニング曲やジングルを一度作っておくと、動画ごとに音源を探す時間が消えます。
同じトラックをシリーズの固定BGMにしておけば、尺が変わっても作り直しがききます。

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