YouTubeショッピングが35か国へ、インドは報酬が1年で2.6倍
- YouTubeはMade on YouTubeで、企業案件とショッピングのアフィリエイトを広げる施策をまとめて発表しました。
- アフィリエイトは2026年末までに35か国に広がり、参加クリエイターは130万人を超えています。
- インドではクリエイター1人あたりの平均報酬が前年から160%増え、1年で2.6倍になりました。

企業案件の窓口がStudioに寄ってくる
YouTubeは9月23日のMade on YouTubeで、広告収益以外の稼ぎ方を広げる施策を発表しました(YouTube公式ブログ)。
企業案件(ブランドとのタイアップ)まわりでは、企業とクリエイターを直接つなぐ「YouTube Creator Partnerships」が20か国で使えるようになりました。
YouTube StudioのAI「Ask Studio」は、企業から届いた依頼書への返答づくりや、こちらから売り込む提案書づくりを手伝います。
自己紹介資料(メディアキット)を相手企業の狙いに合わせて整える機能も入ります。
企業側には、コードを1つ渡すだけで案件動画の成績データを見せられるようになります。
インドの業界紙Storyboard18によると、案件動画に企業が広告費を足して露出を増やせる「Creator Partnerships Boost」も用意されます。
目新しいのは「動的な案件枠」です。
長尺動画の最大20本にまとめて案件の区間を差し込めて、地域ごとに出し分けもできます。
視聴者がその場で押せる購入・誘導ボタンつきの棚も付きます。
過去の人気動画にあとから案件を入れられるので、新しく撮らなくても案件の受け皿が増えます。
日本で使えるかどうかは原文に書かれていません。

アフィリエイトは35か国へ
ショッピングのアフィリエイト(紹介した商品が売れると手数料が入る仕組み)は、2026年末までに35か国へ広がります。
参加しているクリエイターは130万人を超え、流通総額は2年で13倍になりました。
公式ブログによれば、動画に付けるショッピングタグは、概要欄にリンクを貼る場合の2倍以上クリックされます。
概要欄のリンク10クリックに対して、タグなら20クリック以上という差です。
Shortsとテレビ視聴でも収益化でき、海外の視聴者には現地の店の商品が表示されて、その売上からも手数料が入ります。
米国ではAmazonの商品にタグを付けられるようになり、数週間のうちにインドとブラジルにも広がります。
インドで報酬が2.6倍になった理由
Storyboard18によると、インドのクリエイターが受け取るアフィリエイト報酬の平均は、2025年1〜3月から2026年1〜3月の1年で160%増えました。
前年に1万円だった人が2万6,000円になった計算です。
世界全体の伸びは100%超でした。
伸びを支えたのは提携する通販の数です。
2024年10月にFlipkartとMyntraの2社で始まった制度に、2026年はAmazonやMeeshoなど5社が加わりました。
2026年3月には、登録者500人以上のパートナープログラム参加者に対象が広げられ、インドでは対象者の半数以上が参加しています。
タグ付きの動画は1,900万本を超えました。
自分のチャンネルにどう影響するか
広告収入が伸び悩むチャンネルにとって、商品紹介と案件の両方で入口が広がる発表です。
インドの例では、提携先の通販が増えたことと、登録者500人から参加できるようになったことが報酬の伸びと重なっています。
日本の提携先や条件は原文にないので、YouTube Studioの収益化画面にショッピングの項目が出ているかを確かめておくと、始められる時期が分かります。タグは概要欄リンクの2倍以上クリックされるので、すでに概要欄でアフィリエイトを貼っているチャンネルほど、タグへの置き換えで差が出ます。
レビューや愛用品紹介の動画から付けていくのが早いです。動的な案件枠は、過去の人気動画を案件の在庫に変える仕組みです。
長く見られ続けている解説やハウツーを持つチャンネルなら、新作を撮らずに案件の枠を提示できるので、企業との交渉材料が増えます。

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