YouTube世界トップ50、35チャンネルがShorts中心でアニメのキャラが増加
- 世界の再生回数トップ50を集計した週間ランキングで、50チャンネル中35がShorts中心でした。人の代わりにアニメのキャラを出演させるチャンネルが過激な企画で順位を上げ、上位の顔ぶれが変わりつつあります。
- アニメのキャラなら、生焼けの料理や火を使う企画でも出演者が体を張らずに済みます。人が避ける過激な題材を短い尺で出せる点が、伸びている理由です。
- Shortsを主力にしているチャンネル運営者にまず関係します。顔を出さずに企画の幅を広げたい人にとっては、選べる作り方が増える話です。

世界トップ50、35チャンネルがShorts主力
TubefilterがGospelStatsのデータでまとめた週間ランキング(9月27日までの1週間)が公開されました。
Tubefilter
1位はインドのレコード会社T-Seriesで、この週に9億4,650万回を集めました。
1日あたりに直すと約1億3,500万回です。
9月の1カ月はすべて1位を守り、累計の再生回数は3,570億回を超えています。
原文は「YouTubeで初めて1兆回に届くチャンネルになるのか」と書いていますが、いつごろになるかは示していません。
トップ50に入った50チャンネルのうち、35チャンネルがShortsを主な活動の場にしています。
10チャンネル中7チャンネルです。

アニメのキャラなら火を使う企画でも体を張らずに済む
今週の特徴として原文が挙げているのが、出演者をアニメのキャラに置き換えたチャンネルです。
Shortsではいま「肉を何分焼くか」という企画が広がっています。
焼き時間が短すぎる動画は、再生回数より食中毒の心配が先に来ます。
出演者が本当に食べれば体を壊し、食べなければ衝撃が消えます。
どちらを選んでも損をする状況です。
Capybluhはここをアニメの出演者で回避しています。
カピバラが名前の由来になったShortsチャンネルで、レゴ風の人物とペットのネズミの2体が出演します。
生焼けの食材を出しても、バーナーで1時間あぶっても、出演者は無事です。
人を出さない分、視聴者との距離は開きます。
その代わり、生身では撮れない企画が撮れます。
48位は棒人間のShorts、1日約4,200万回
48位に入ったBlobbyClipsは、棒人間を極端な状況に放り込む作りです。
この週は2億9,150万回、1日あたりに直すと約4,200万回を集めました。
背景に流れているのは、本編と関係のないMinecraftのプレイ映像です。
刺激に慣れた子どもたちにとって、無関係のゲーム映像が心地よい背景になっている、と原文は説明しています。
同じ話はRobloxの映像にも当てはまり、Grand Theft Auto VIもこの流れに入る、という見立てです。
原文は「Rockstarの新しいエンジンで鶏肉を1時間焼く動画が出てきても驚かない」と結んでいます。
AIでアバターを作りやすくなったことが背景にある
アニメのアバターを作るのが簡単で安くなったことを、原文はキャラが増えた理由に挙げています。
オランダのYouTuber、Kwebbelkopは自分自身をVTuber(アニメのキャラとして活動するYouTuber)に置き換えることを狙っています。
アニメのキャラは人間にできることを何でもできて、疲れず、燃え尽きもしない、というのが彼の主張として紹介されています。
登録者数や収入、置き換えの時期には触れていません。
世界のランキングは日本語チャンネルの順位ではない
集計は世界全体で、言語別ではありません。
原文は国別の内訳も用意していますが、数値は本文に書かれておらず、グラフで示されているだけです。
順位そのものを自分の目標に置いても、視聴者層が違うので判断材料にはなりにくいです。
参考になるのは、上位に入っているチャンネルがどんな作り方をしているかです。
出演者をアニメのキャラにする、背景にゲーム映像を流す、極端な企画を短い尺で出す。
どれも出演者と機材の話なので、自分のチャンネルに置き換えて考えられます。
自分のチャンネルにどう影響するか
Shortsを軸にしているなら、今回のランキングで見るべきは順位より「誰が出演しているか」の部分です。
- 過激な企画を出す予定があるなら、撮影前に出演者の体が危ない工程を書き出しておくと、差し替え先が見えてきます。
熱いもの、量の多いもの、長時間かかる調理は、キャラや小物に任せる形にできます。 - 顔を出さずに企画の幅を広げたいなら、キャラの設定を1つに絞っておくと、シリーズとして認識されやすくなります。
BlobbyClipsは棒人間1体と、本編と無関係のゲーム映像という組み合わせで週2億9,150万回を集めています。 - 背景にゲーム映像を流す作りは、権利の確認を先に済ませておくと、公開後に動画を消す判断を迫られる場面が減ります。
原文は映像利用の許諾について何も書いていないので、自作素材か許諾済みの素材に置き換える前提で設計しておくのが確実です。

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