事例・戦略

YouTube Shortsの1再生は長尺の20〜30分の1、1万回で30〜100円の試算

  • Shortsの1再生あたりの広告収益は0.003〜0.01円という試算です。1万回再生しても30〜100円で、長尺の20〜30分の1になります。同じ収益をShortsで出すには20〜30万回が要る計算です。
  • Shortsは動画のなかに広告枠を持てず、Shorts全体の広告費を再生数の割合で分ける方式です。そのため再生数で押し切る企画に寄りやすく、伸ばすほど内容の作り方が変わります。
  • Shorts中心で回しているチャンネルと、長尺に切り替えるか迷っている運営者に関係します。単価はAIの試算なので、自分の再生回数と推定収益を割って確かめる材料になります。
画像はイメージです

Shortsの1万回再生、原文の試算では30〜100円

元記事は、AI(Claude)と運営者が毎日交わしている雑談から1本を選んで載せている連載です。
今回はShortsを7〜8本上げて再生1万回まで到達した人が、そこから先に進むのをやめた経緯を扱っています。
読みどころは、Shortsと長尺で入る金額の差です。

対話のなかでClaudeが示した日本の目安はこの3つです。

  • Shorts: 1再生あたり0.003〜0.01円。
    1000回で3〜10円、1万回で30〜100円
  • 長尺(全ジャンルの平均): 1再生あたり0.05〜0.7円
  • 長尺(ゲーム系): 1再生あたり0.1〜0.3円

同じ1回の再生でも、長尺はShortsの10〜50倍、ならすと20〜30倍の値段になります。
この数字は対話相手のAIが示した試算で、出典は原文に書かれていません。
YouTubeの公式発表でもありません。

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長尺で1万回の収益をShortsで出すには20〜30万回

差が生まれる理由は仕組みです。
長尺は1本の動画のなかに広告の枠をいくつも置けます。
ShortsはShorts全体に入った広告のお金をまとめて、再生数の割合で分ける方式です。
だから1再生あたりの単価が桁違いに小さくなります。

単価が20〜30分の1ということは、同じ収益を出すのに20〜30倍の再生が要るということです。
長尺で1万回再生ぶんの収益をShortsで得るには、20〜30万回。
原文では、Shortsだけで勝負しているチャンネルが300万回再生を取っても、入るのは1〜3万円ほどという計算も示されています。

Shortsで伸ばすと、企画が濃い味付けに寄る

原文の投稿者はShortsを7〜8本上げ、再生は1万回まで行きました。
登録者は3人です。
ここから伸ばすには、もっとキャッチーな自作自演の動画や、わざとコメントが残る性質の動画を上げる必要があると気づいた時点で、自分のなかに「嘘」が混じると感じて投稿をやめています。

同じゲーム(Dead by Daylight。4人が逃げて1人が追う対戦ゲーム)のShortsで最も伸びているチャンネルについて、投稿者は「自作自演だろ」というコメントを大量に書き込まれる形で、数十万〜数百万回を安定して取っていると書いています。
伸びているSNSの動画に共通するのは、議論を巻き起こす企画、アダルト寄り、ショックな内容といった濃い味付けだ、という見方も示しました。

ここは運営に関わる話です。
Shortsは単価が長尺の20〜30分の1なので、同じ収益を出すには20〜30倍の再生回数が要ります。
その量を満たそうとすれば、コメント欄をにぎわせて再生数で押し切る作り方から離れにくくなります。
投稿者が感じた作りづらさは、感覚の問題だけではなく、Shortsの広告の仕組みがそういう作り方を求めてくる地点だった、と原文のAIは整理しています。

「試し尽くされた場所」の数字は信じていい

記事の後半は、どこまでを事実として扱うかの話になります。
投稿者は「YouTubeで検索すれば再生数の上限は観測できる」と反論し、AIは自分の整理の一部を訂正しました。
日本のDead by Daylight市場のように、何年も大勢が本気で競ってきた場所なら、到達された最高点はほぼ上限とみてよい。
一方で、Shortsに「嘘なし」で登る道の天井が低いかどうかは、観測と推論の中間で、まだ誰も突き詰めていないだけかもしれない。
月5〜6万円が入ったときの自分の反応は、まだ一度も試していないので分からない。
そういう切り分けです。

数字を見るときの目安になります。
実際に観測できるもの(上位チャンネルの再生回数、自分の推定収益)と、計算で出した予測は、分けて置いておく。

Shortsで稼ぐかどうかの判断材料は2つあります。
頂上の高さと、そこへ登る道が自分の作り方に合うかです。
単価の数字は前者を、企画に求められる性質は後者を教えてくれます。

自分のチャンネルにどう影響するか

Shortsを回しているなら、単価を自分のチャンネルの数字で一度確かめておくと、企画の決め方が変わります。

  1. 直近のShortsの再生回数と推定収益を割って、1000回あたりに直しておくと、自分の単価の位置が分かります。
    原文の目安は1000回で3〜10円です。
    桁が大きく離れるなら、ジャンルや視聴者の国の違いが効いています。

  2. 同じ手間で長尺を1本作ったときの収益と並べておくと、Shorts中心の投稿計画を立てる前に判断できます。
    長尺は動画のなかに広告枠を複数持てるので、同じ再生回数でも入る額が変わります。

  3. 投稿前の企画メモで、伸ばそうとしている企画が「議論」「ショック」寄りになっていないかを見返しておくと、方向転換が早くできます。
    Shortsは再生回数で押し切る必要があるぶん、そういう作り方に引っ張られやすい形式です。
    合わないと感じるなら、Shorts単体で回収する前提を外して、長尺と組み合わせる本数の決め方に切り替えるほうが、途中で方向がぶれません。

出典

  1. YouTube Shortsで伸ばすには「嘘」が要る? 1 万回再生の先で冷めた|AI ...Bing News: YouTube Shorts

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