データ・調査

YouTube案件の単価、登録者数より視聴者の国と年齢 同じ報酬で2.7倍の差

  • オンライン賭博の案件単価は、同じSNSの標準相場より2〜6割高い水準です。企業案件の仲介会社が、YouTube統合を含む単価表を公開しました。
  • 同じ報酬でも、条件に合う視聴者の数で効率が2.7倍変わります。
  • 企業案件を受けているチャンネルと、これから単価を交渉する運営者に関係します。
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企業案件の単価を、プラットフォームと国ごとにまとめた調査が出ました。
同じ金額を払っても、条件に合う視聴者の数で見ると2.7倍の差が付きます。

オンライン賭博の案件は標準より2〜6割高い

企業案件の仲介を手がけるFamestersが、2026年向けの単価表を公開しました。
内容はNet Influencerで報じられています。

対象はInstagram、YouTube、TikTok、Twitchです。
動画の形式は、プラットフォームごとに1つに絞って比べています。

オンライン賭博の案件は、同じプラットフォームの標準単価より20〜50%高くなります。
Instagram、YouTube、Twitchがこの区分です。

TikTokは上乗せがもっと大きく、30〜60%高い水準になります。

理由は3つ挙げられています。
案件を出せる相手が限られていること、法令の確認に手間がかかること、受ける側にもリスクがあることです。

上乗せが妥当なのは、条件に合う視聴者や成果が確認できるときだけです。
固定のルールではなく、予算上の備えとして扱うよう勧めています。

日本で賭博に関連する案件を出せるかどうかは、原文に書かれていません。

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YouTube統合の単価、登録者100万人で400万〜1,600万円

米国の標準単価は、登録者1,000〜1万人のInstagramリールで300〜1,000ドル(4.8万〜16万円)です。

登録者100万人以上のYouTube統合は、2万5,000〜10万ドル以上(400万〜1,600万円以上)になります。
動画の60〜90秒を使って紹介する形です。

Twitchはどの規模でも最も安い水準です。
登録者1,000〜1万人で100〜300ドル(1.6万〜4.8万円)、100万人以上でも1万〜5万ドル以上(160万〜800万円以上)にとどまります。

Twitchは登録者数という指標が弱く、平均同時接続者数で見るべきだと報告は指摘しています。

賭博の案件に当てはめると、ナノ層のInstagramリールは360〜1,500ドル(約5.8万〜24万円)に上がります。

登録者100万人以上のYouTube統合は3万〜15万ドル以上(480万〜2,400万円以上)です。
登録者10万〜100万人のYouTube統合は、7,200〜3万7,500ドル(約115万〜600万円)になります。

国で変わる係数、米国を1.00として最大4分の1に

米国を1.00としたときの、国別の係数も出ています。

英国とドイツは0.80〜1.00です。
北欧は0.85〜1.10で、米国より高いこともあります。

スペインは0.55〜0.75です。
ブラジルは0.40〜0.65になります。

その他のラテンアメリカは0.30〜0.60です。
その他のEMEAは0.35〜0.85で、EMEAはヨーロッパ・中東・アフリカを指します。

その他のアジア太平洋は0.25〜0.75になります。

同じメガ層のYouTube統合でも、アジア太平洋では米国の4分の1から4分の3です。
米国の3万ドル(約480万円)が、7,500ドル(約120万円)まで下がる計算になります。

日本がどの区分に入るかは、原文に書かれていません。

獲得1件あたりの費用の目安も国別にあります。
米国・英国・ドイツでは、スポーツベッティングが100〜250ドル(約1.6万〜4万円)です。

カジノは150〜400ドル(約2.4万〜6.4万円)になります。
その他のEMEAではどちらも30〜250ドル(4,800円〜4万円)です。

同じ報酬で2.7倍、条件に合う視聴者の数え方

報告は、再生回数だけで判断すると失敗する例を挙げています。

条件に合う視聴者は、見込みの再生回数 × 成人している視聴者の割合 × 対象国の割合で計算します。
賭博の案件なら、成人は法定年齢以上という意味です。

1人目は、10万回の再生が見込めて、成人が80%、対象国が25%です。
条件に合う視聴者は2万人になります。

報酬が5,000ドル(約80万円)なら、条件に合う視聴者1,000人あたり250ドル(約4万円)です。

2人目は再生が8万回と少ないものの、成人が90%、対象国が75%です。
条件に合う視聴者は5万4,000人になります。

同じ報酬なら1,000人あたりは92.60ドル(約1.5万円)で、2人目の方が2.7倍効率が良くなります。

自分のチャンネルに置き換えると、視聴者の何割が日本に住んでいて、そのうち何割が成人かを掛ける計算です。

案件費と別に請求できるもの、素材提供と競合の排除

料金を決める要素は8つ挙げられています。

  • 見込みの再生回数
  • 対象国の割合
  • 成人している視聴者の割合
  • プラットフォームと形式
  • ジャンルと視聴者の目的
  • 法令対応の手間
  • 二次利用と独占の条件
  • 過去の実績(クリック、登録、初回入金、プレイヤーの価値)

基本の案件費とは別に、5つは個別に見積もるよう勧めています。

広告での利用、ホワイトリスト(広告主のアカウントから投稿を配信する形)、転載の権利、素材の提供、競合の排除です。

報告が最も強い根拠とするのは、自分のチャンネルで取った実績データです。
プラットフォーム、国、ジャンル、見込みの再生回数、実際の金額、条件に合う視聴者1,000人あたりの費用を並べて持っておく形です。

相場表は出発点にすぎません。
金額は、自分のチャンネルの数字で決まります。

※円換算は1ドル=160円(2026年8月時点の目安)です。

自分のチャンネルにどう影響するか

単価の話が出たときに、登録者数だけを根拠にすると値段の交渉で弱くなります。
手元の数字を先に用意しておくほうが有利です。

  1. アナリティクスで視聴者の国別の割合と年齢の内訳を確認しておくと、案件の金額の根拠としてそのまま出せます。

  2. 見積もりは基本の案件費と二次利用を分けて出すと、転載や素材提供の話が増えても足し算で対応できます。

  3. 過去の案件は、再生回数だけでなく条件に合う視聴者1,000人あたりの費用に直して残しておくと、次に同じ物差しで金額を説明できます。

出典

  1. iGaming Influencer Rates Run 20-60% Above Standard Platform Benchmarks, Report FindsNet Influencer

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