YouTube Studioに他チャンネルの分析、見られるのはブランド企業だけ
- YouTubeがブランド企業向けに、他チャンネルの分析を見せる実験をしました。対象はブランド企業だけで、クリエイター同士の比較には使えません。
- 案件を出す企業が、どのチャンネルに声をかけるかを数字で選ぶ流れが強まります。
- 企業案件を狙うチャンネルは、自分の数字が外からどう見えるかを知っておく必要があります。

ブランド企業のYouTube Studioに、ほかチャンネルの分析を見られるタブが現れました。
YouTubeが限られた相手だけに試した実験で、自分の数字が案件の相手にどう見えるかという話です。
ブランド企業のStudioに他チャンネルの数字が並ぶ
クリエイター支援ツールのVidIQが、Xにスクリーンショットを投稿しました。
YouTube Studioの中に、ほかのチャンネルの分析が見られるタブがあった、という内容です。
タブには「creator discovery」という説明が付いていました。
特定のチャンネルを検索すると、その分析が出てくる作りです。
並んでいたのは、ユニーク視聴者(重複を除いた人数)、再生時間、視聴者の年齢と性別、上位の国です。
VidIQは、YouTubeがこの機能をChannel Searchと呼んでいると伝えています。
海外メディアのTubefilterが、この実験を報じました。

YouTubeの説明、対象はブランド企業だけ
YouTubeの広報担当者がTubefilterに伝えたところでは、これは実験です。
対象は「少数のブランドチャンネル」に限られていました。
ブランド側に渡ったデータは、Creator Partner Hubですでに見られる公開情報の範囲にとどまります。
分析を提供したクリエイターは、データ共有の仕組みに自分で同意しています。
スクリーンショットを見た人は、普段は自分しか見られない数字が出ていると受け取りました。
YouTubeの説明では、その範囲は公開情報までです。
見え方と中身には、少しずれがあります。
ブランドではない組織に1件だけ開放されていた例もありました。
誤りに気づいたYouTubeは、その実験を取り消しています。
読者の管理画面が変わる話ではありません。
変わるのは、案件を出す側の見方です。
企業にとっては、どのチャンネルに声をかけるかを決める材料が増えることになります。
クリエイター同士の比較ツールにはならない
ほかのチャンネルと自分の数字を並べて比べられるようになるのでは、という見方も出ました。
YouTubeの担当者は、それは違うと答えています。
実験の対象はブランドチャンネルだけです。
人気動画を探すツールも同時に語られていた
Made Onの発表では、ほかのクリエイターの人気動画をStudio内で見つけられる調査ツールも紹介されていました。
自分の企画を考える材料を、YouTubeが内側に置こうとしているわけです。
ブランド案件の場には、AIエージェント(自動で動く仕組み)も入り始めています。
判断に使う材料が増えれば、選ぶ側の見方も細かくなるのでしょう。
実験がそのまま製品になるとは限りません。
それでも、Studioの中にほかのチャンネルの数字を集める流れは見えました。
クリエイター側が同じ画面を使えるようになるかは、まだ分かっていません。
自分の数字がどう見えるかを確かめるなら、Studioの「アナリティクス」→「視聴者」タブです。
見える数字は、視聴者の年齢と性別、上位の国。
今回ブランド側に渡っていたのは、この種の情報でした。
この実験は海外での話で、日本での提供状況は原文に書かれていません。
自分のチャンネルにどう影響するか
案件を1本でも受けたことがあるなら、この話は他人事ではありません。
ブランド企業がどのチャンネルに声をかけるかを、数字で見る方向に進んでいるからです。
ブランド側に渡っていたのは、視聴者の年齢と性別、上位の国、再生時間といった情報でした。
自分の画面で同じ数字を眺めておくと、案件の相談が来たときに話が早くなります。
Studioの「アナリティクス」→「視聴者」タブを開くと、年齢と性別、上位の国が並びます。
再生回数が控えめなジャンルでも、視聴者がどこにいるかがはっきりしていると、説明できる材料になります。
実験の対象はブランドチャンネルだけなので、自分の画面が急に変わるわけではありません。
それでも、外から何が見えるかを一度確かめておく価値はあります。

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