YouTubeのトレンド探し、一覧は使えず外れ値で見る。週30分の5手順
- YouTubeのトレンド一覧は国全体で同じ内容で、ジャンル別の題材探しには向きません。直近7日の外れ値から探す週30分の手順を整理します。
- 一覧の動画は伸びきった後で、小さなチャンネルが企画に使える情報が少ないためです。自分のチャンネルの普段の数字と比べる見方が代わりになります。
- 登録者が数千〜数万人で、無料の機能で題材を探したい運営者に関わります。競合の動きを見て企画を決めたい人にも役立ちます。

YouTubeの「トレンド」は、いまは国ごとの共通リストで、ジャンル別の題材探しには向きません。
小さなチャンネルが使うなら、直近7日で「そのチャンネルの普段」を大きく超えた動画を探すほうが近道です。
出典は1of10 Blogです。
同ブログは自社の分析ツールを持つ立場で書いています。
ただし手順そのものは、手作業でも再現できる形で説明されています。
YouTubeのトレンド一覧が題材探しに向かない理由
YouTubeは2025年7月に単独のトレンドページを外し、カテゴリ別のチャートに置き換えました。
音楽、映画の予告編、ゲーム、ポッドキャストの一覧です。
国ごとに約30分おきに更新され、同じ国の視聴者には同じ内容が出ます。
理由は4つあります。
ジャンルを見ていないこと、登録者の多いチャンネルが有利なこと、伸びた後の結果であること、タイトルやサムネの型が見えないことです。
つまり、料理チャンネルを運営していても、料理の題材はほぼ拾えません。
ただしチャートの順位づけには、使える考え方があります。
同じチャンネルの最近の動画と比べて伸びているか、という見方です。
これが外れ値の考え方の土台です。

直近7日の外れ値を探す手順
外れ値とは、そのチャンネルがいつも出す再生回数の何倍も伸びた動画です。
登録者500万人のチャンネルで50万回なら普通です。
登録者2万人のチャンネルで50万回なら、何かが当たっています。
手作業の流れは次のとおりです。
- YouTubeで自分のジャンルのキーワードを検索し、アップロード日を「今週」、並べ替えを「視聴回数」にする
- 上位20本のチャンネルを開き、直近10本の再生回数の普通の水準をメモする
- 動画の再生回数をその水準で割り、3倍超を候補、10倍超を最優先にする
- 切り口の違うキーワードを2〜3個足して繰り返す
割り算を省くと、結局は登録者の多いチャンネルばかりが上に残ります。
面倒でも、ここが一番大事な工程です。
倍率の目安は、3〜5倍で題材か見せ方が当たった、10倍以上でトレンドか型が評価されている、小さなチャンネルの50倍以上は企画そのものの力、という読み方です。
題材ではなくタイトルとサムネの型を見る
外れ値の上位10本を並べ、タイトルの形とサムネの構図を書き出します。
「〜を30日やってみた」「AとBの比較」のような型は、すぐに見つかります。
サムネなら、顔と物を1つずつ置く構図や、ビフォーアフターの左右分割です。
10本のうち6本が同じ型なら、題材よりその型がトレンドです。
型は別の題材にも持ち込めるので、真似しても二番煎じになりにくい部分です。
Googleトレンドの「YouTube検索」で裏を取る
Googleトレンドには、検索の種類を「YouTube検索」に切り替える機能があります。
期間を過去30日、地域を視聴者のいる場所にします。
「関連キーワード」を「上位」から「急上昇」に切り替えると、伸びている語が出ます。
最大5つの話題を同時に比べることもできます。
注意点として、数字は検索数ではなく、期間内の最高点を100とした相対値です。
小さな話題の100は小さいままです。
発見には使わず、外れ値で見つけた話題の確認用にします。
競合の投稿とコメント欄から次の企画を拾う
同じ規模の10〜20チャンネルと、少し上の5チャンネルを追うと、チャートより使える情報源になります。
毎週、動画タブを新しい順に見て、そのチャンネルの普段の約4倍以上伸びた動画を探します。
1チャンネルを見る時間は10分ほどです。
コメント欄も材料になります。
外れ値の動画で、並べ替えを「トップ」にします。
「続きを見たい」「Xはどうなの」「Yが抜けている」といった声が並んでいます。
競合の視聴者の要望なので、先に答えれば差別化になります。
単発の急上昇、トレンド、型の見分け方
大きな数字がすべてトレンドとは限りません。
原文は次のように分けています。
- 急上昇は1本だけで、多くはニュース由来です。
数時間から3日で終わるので、48時間以内に出せないなら見送ります - トレンドは3チャンネル以上が数週間にわたって同じ話題で伸びます。
企画としてしっかり作る価値があります - 型は、無関係な話題の外れ値にも同じ構成が出ます。
期限が短くないので、最も借りやすいものです
外れ値で見つけ、Googleトレンドがまだ上がっていればトレンド、すでに急落していれば先週の急上昇です。
無料でできる週の流れと、真似しすぎない作り方
すべて無料で回せます。
手作業なら週1時間ほどです。
月曜に検索と外れ値の確認、型の書き出し、Googleトレンド、競合、コメントの順で進めると、3〜4本分の企画が残ります。
真似するのは型だけで、題材は自分のチャンネルのものにします。
サムネは構図だけ借り、画像そのものは使いません。
上昇中に出し、元動画のコメントの要望で差をつけます。
日本での提供状況や、日本語ジャンルでの外れ値の水準は、原文に書かれていません。
YouTubeの検索フィルターとGoogleトレンドの画面は、日本語版の表記を確かめながら使ってください。
自分のチャンネルにどう影響するか
登録者数千人のチャンネルなら、週に30分だけ使い、外れ値探しから始めるのが手軽です。
YouTubeで自分のジャンルのキーワードを検索し、今週の動画を3倍超の候補だけ書き出します。
その10本のタイトルとサムネを並べれば、型が見えてきます。
まだ企画に迷う段階なら、競合チャンネルの一覧を先に作ります。
同じ規模の10チャンネルを毎週見るだけでも、普段より伸びた1本が拾えます。
公開済みの動画が伸び悩んでいるなら、同じ型でも題材だけ変えた企画案を、Studioの「コンテンツ」で過去動画と見比べるのも手です。

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