世界再生数トップ50にヤモリ専門チャンネル、ベトナム勢の台頭で動物ネタ動画が復調
- 世界の週間再生数トップ50(9月13日週)に、ベトナムのヤモリ専門チャンネルが入りました。首位T-Seriesは週間9億2,980万再生、50のうち38チャンネルがShorts中心です。
- インドや東南アジアの視聴者が世界ランキングの顔ぶれを変えつつあり、YouTube最古級のジャンルである動物の豆知識に追い風が吹いています。
- 世界ランキングの数字は日本語動画の再生数に直接結びつきませんが、動物や自然を題材にする運営者は企画の材料に使えます。

世界の週間再生数トップ50に、ヤモリだけを撮り続けるチャンネルが入ってきました。
Tubefilterが2026年9月13日週のランキングで伝えたものです。
ベトナムの「Tắc Kè Cao Bằng」は名前に偽りのないチャンネルで、名前の前半は中国国境に近いベトナムの地名カオバンを指します。
内容もそのとおりで、ヤモリが登ったり歩いたりする姿をカラフルなうろこの模様とともに見せる動画だけで構成されています。
顔出しなしのナレーターが、ベトナム語で解説しています。
T-Seriesは週間9億2,980万再生で首位
首位はインドの音楽レーベルT-Seriesです。
9月第2週で9億2,980万再生を集め、1日あたり約1億3,300万再生の計算になります。
累計再生は3,550億を超えました。
Tubefilterは、YouTubeの新しい視聴回数の数え方について、歴代最多再生を持つT-Seriesに有利に働いていると書いています。
数え方の変更そのものは前週の記事で扱ったので、ここでは今回の数字の確認にとどめます。

世界トップ50の顔ぶれを変えるアジア勢
Top50で最も数が多いのはインドのチャンネルです。
インドネシア、ベトナム、中国も目立ちます。
東アジア・南アジア・東南アジアで再生を積み上げるチャンネルが増えていて、ランキングの中身が変わってきています。
Tubefilterはこの背景として、アジア圏ならではの題材が世界の注目を集めていることを挙げています。
ヤモリのチャンネルが上位に並ぶのも、その流れの一部という見方です。
動物の豆知識はZack D. Filmsでも復調
熱帯や沿岸の生き物を扱う動画は、東南アジアの作り手だけのものではありません。
米国のZack D. Filmsは、動物の豆知識ショート動画を投稿するようになってから再生数が回復し、直近7日間で6億7,550万再生、Top50の6位に入りました。
1日あたり約9,650万再生です。
このジャンル自体は新しいものではありません。
Tubefilterが書くように、動物の面白い生態を解説する動画はYouTube最古のジャンルのひとつで、Ze FrankがZack D. Filmsの開設前から似た切り口で動物を扱ってきました。
Tubefilterの見立てでは、YouTubeの視聴者の中心が東南アジアなど生き物の種類が多い地域へ移るのに合わせて、この題材が再び評価される時期に来ています。
例として挙がっているのはボルネオ島です。
インドネシアが管理する側には数千種が生息していて、そこで調べた内容を数百万の登録者へ届けられる、という構えです。
Top50のうち38チャンネルがShorts中心
50チャンネルのうち38は、YouTube Shortsを中心に活動しています。
10のうち8近くが縦型中心というのが世界上位の構図です。
日本の運営者が読み取れること
日本語の動画は海外の視聴者にほぼ届いていません。
ですから、ヤモリ動画の数字をそのまま自分の企画に引き寄せる必要はありません。
それでも、世界の視聴者が何を求めているかの地図としては使えます。
動物や自然のような、言葉に依存しにくい題材が世界の上位で再び伸びている点は、企画の引き出しとして覚えておいて損はありません。
自分のチャンネルにどう影響するか
世界のランキングは日本語動画の再生数とは土俵が違います。
それでも読み取れることは3つあります。
動物や自然を題材にした企画は、世界で伸びている題材リストに戻ってきています。
企画が行き詰まったときの選択肢として、生き物の生態のような言葉に依存しない題材を候補に入れておくと、世界動勢と方向がそろいやすくなります。上位50チャンネルの約4分の3がShorts中心です。
国内向けの運営でも、長尺1本を撮ったら縦型への切り出しを工程に入れておくと、同じ撮影分で届く層が増えます。Tubefilterの世界ランキングは毎週更新されています。
月1回眺めておくと、伸びている題材の移り変わりがつかめます。
自分の企画リストと見比べる場所として使っておくといいです。

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