YouTubeの会員と投げ銭の取り分は70%、旧契約は2027年1月31日が期限
- YouTubeの会員と投げ銭は、手数料を引いた後の金額の70%が制作者に分配されます。旧契約のままの運営者は、2027年1月31日までに同意しないと2月1日から機能が使えなくなります。
- 広告収益はジャンル・視聴者のいる国・季節・広告主の需要で動き、自分では動かせません。会員や投げ銭、案件、自社商品など複数の経路を持つと、単価が落ちる月を吸収できます。
- 会員や投げ銭を使っているチャンネル、とくに2023年より前から投げ銭を有効にしている運営者にまず関係します。広告収益だけで回しているチャンネルにも、収入源を足す判断の材料になります。

広告収益は、ジャンル・視聴者のいる国・季節・広告主の需要で動きます。
この4つは自分では動かせません。
Bing News: YouTube ad revenue の記事は、その依存を減らす6つの収入源と、2027年に迫った契約の期限をまとめています。
会員と投げ銭、制作者に入るのは70%
会員(メンバーシップ)は、視聴者が月額を払ってバッジや限定コンテンツを受け取る仕組みです。
Super ChatとSuper Thanksは、配信中や動画公開後に視聴者がお金を払ってメッセージを目立たせる機能です。
原文によると、YouTubeは「Commerce Product Module」という契約のもと、この4つの手数料を引いた後の金額の70%を制作者に分配します。
視聴者が1,000円を払ったなら、手数料を引いた残りの700円が制作者側に入る計算です。

旧契約のままなら2027年1月31日が期限
見落としやすいのがここです。
2023年より前に投げ銭機能を有効にした運営者のなかには、古い「Commerce Product Addendum」のままになっている人がいると原文は書いています。
その場合は2027年1月31日までにYouTube Studioで現在のCommerce Product Moduleに同意しないと、2027年2月1日から会員や投げ銭の機能が使えなくなります。
自分の契約が古いままかどうかをStudioのどこで確認するのかは、原文では説明されていません。
ファン資金が開く条件は登録者500人
会員や投げ銭を使うには、YouTubeパートナープログラム(収益化に参加するための資格)の条件を満たす必要があります。
ファン資金の機能は、登録者500人、90日以内に公開した動画3本、12カ月で3,000時間の視聴時間か90日でShorts 300万回の再生、のいずれかで開きます。
3,000時間は、平均視聴5分の動画なら約3万6,000回の再生です。
1日あたり約100回を1年続ける計算になります。
広告とPremiumの収益分配はこれより条件が重く、2027年2月1日から新規の申請者は基準が引き上げられます。
すでにパートナーのチャンネルは影響を受けません。
Premium Liteは2027年2月から全世界へ
広告なしの下位プラン「Premium Lite」が2027年2月1日から、Premiumを提供しているすべての国に広がると原文は書いています。
加入料収入の60%がプールになり、会員の視聴時間と再生回数に応じて分配されます。
長尺は55%、Shortsは45%が制作者に渡る、という説明です。
原文の数字をそのまま掛け合わせると、加入料収入の33%が長尺、27%がShortsに回る計算になります。
日本での提供時期や価格は原文に書かれていません。
案件は登録者数より視聴者層で値段が決まる
案件(企業案件)は、動画で商品やサービスを紹介する代わりに固定の報酬を受け取る形です。
単価は登録者数だけでなく、平均再生回数・視聴者のいる国・ジャンルとの相性で決まると原文は説明しています。
一定時間以上見られた再生が2万回規模の金融ジャンルなら単価は高く付きやすい、という例が挙げられています。
広告主にとっては、届く人数の多さと同じくらい、見ている人の属性が揃っているかが効く、という見方です。
YouTubeの「Creator Partnerships」では、ブランド側が条件を満たすパートナーを探して案件の問い合わせを送れます。
チャンネルのデータから作られた媒体資料(メディアキット)も付き、インドは対象国のひとつに入っています。
有料のプロモーションはYouTubeのポリシーと現地の広告法に沿って明示する必要があります。
アフィリエイトは概要欄のリンクで報酬が入る
アフィリエイトは、概要欄のリンクを経由して視聴者が買うと報酬が入る形です。
レビュー、チュートリアル、比較のように、視聴者がすでに買う直前まで来ている題材と相性がいいと原文は見ています。
ソフトウェアには継続課金の一部が入るものもありますが、解約で報酬は止まり、プログラムの条件も変わります。
関係は必ず分かりやすく明示します。
YouTubeショッピングは動画に商品を直接タグ付け
YouTubeショッピングは、条件を満たすチャンネルが動画・Shorts・ライブ配信に商品をタグ付けできる機能です。
自分のストアの商品でも、提携ブランドの商品でも構いません。
自社ストアの売上は商品を扱う小売事業者やプラットフォームが精算します。
第三者の商品を紹介してアフィリエイト報酬を得ることもできます。
使えるかどうかはチャンネルと国の条件で決まります。
自社商品とライセンスは単価を自分で決められる
自社商品は、価格も利益率も自分で決められます。
オンライン講座、テンプレート、プリセット、電子書籍、有料コミュニティ、コンサルティングが定番です。
決済手数料、ソフトの費用、問い合わせ対応、返金は利益を削ります。
メールで顧客と直接つながると、次の販売でYouTubeに頼る度合いが下がります。
コメント欄、検索語、何度も出る質問は、需要がどこにあるかを教えてくれます。
ライセンスは、撮った映像を他者に使ってもらう代わりに使用料を受け取る形です。
制作会社、ドキュメンタリーの制作者、ストック素材のプラットフォームが日常的に映像を探しています。
同じ素材をメールマガジン、ポッドキャスト、有料レポートに作り替える道もあります。
どちらも、YouTubeに上げた動画の経済的な寿命を伸ばします。
動画ごとの収益を見ると、次に足す一本が決まる
どこから始めるかは、視聴者との関係で変わります。
アフィリエイトはパートナープログラムの資格がなくても始められます。
ファン資金とショッピングは、小さくても熱心な視聴者が続いている段階で開きます。
案件は、視聴者がすすめに実際に動くチャンネルに向きます。
自社商品は、共通の関心を持つニッチな視聴者が育ってから効いてきます。
再生回数だけでなく、動画ごとの収益を並べてみると、どの動画が実際に稼いでいるかが見えます。
自分のチャンネルにどう影響するか
会員や投げ銭を使っているチャンネルなら、2027年1月31日という日付を先に手元へ置いておく価値があります。
- 2023年より前から投げ銭機能を有効にしているチャンネルは、2027年1月31日を過ぎると2月1日に会員と投げ銭が止まる条件に当てはまっているかもしれません。
Studioを開いたときに同意を求める文書が出ていないか、年内に一度確かめておくと、月初に機能が消える事故を避けられます。 - 収入源を1つ増やすなら、パートナー資格なしで始められるアフィリエイトが入口になります。
レビューや比較の動画がすでにあるなら、概要欄のリンク整備から手をつけるのが早いです。 - 再生回数の一覧ではなく、動画ごとの収益の一覧を作っておくと、次にどの収入源を足すかが数字で決まります。
出典
- How to Make Money on YouTube Beyond Ad RevenueBing News: YouTube ad revenue

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