事例・戦略

YouTubeの初期費用、無料の編集ソフトと機材1万円台、収益化4,000時間

  • YouTubeのチャンネルは無料で開設でき、機材は1万円台からそろいます。収益化の条件は登録者1,000人と、過去12カ月で4,000時間の視聴です。かかる費用の内訳と稼ぎ方の種類をまとめました。
  • 編集ソフトの月額やクラウドストレージ代は、収益化の前から毎月出ていきます。無料で済む範囲を先に把握しておくと、機材を買うタイミングを自分で決められます。
  • これからチャンネルを開設する人と、機材や編集ソフトの買い替えを考えている運営者に関係します。すでに収益化していても、契約中のソフトの料金を見直す材料になります。
画像はイメージです

YouTubeチャンネルは無料で開設できます。
スマホかパソコンがあれば、その日から撮影を始められます。
編集ソフトもサムネイル作成ツールも無料の選択肢がそろっているので、最初の1本に費用はかかりません。
お金を入れるかどうかを決めるのは、そのあとです。
かかる費用の内訳と収益化までの条件を整理した解説記事が出ています。

初期費用がゼロで済む範囲、編集ソフトとBGMとサムネイル

チャンネル開設そのものは無料です。
撮影もスマホで足ります。

無料の編集ソフトは4本が挙がっています。
MacのiMovieは基本機能をひととおり備えていますが、Windowsでは使えません。
DaVinci ResolveはWindowsとMacの両方で動き、無料版でも本格的な編集ができます。
OpenShotは初心者が扱いやすい画面です。
HitFilm ExpressはVFX(映像に特殊効果を足す加工)向けの機能が多いソフトです。

BGMと効果音では、YouTube Audio LibraryがYouTube公式の音源ライブラリで、商用利用も認められています。
DOVA-SYNDROMEとMusMusは、無料でBGMを配布しているサイトです。

サムネイルはCanvaがデザイン未経験でも作りやすく、Figmaは無料プランでも使えます。

画像はイメージです

初期費用の相場、カメラは1万円台から

カメラは3段階で紹介されています。
入門モデルは5,000円から1万円で画質はスマホ並み、中価格帯は1万円から3万円で撮影シーンを選びにくくなり、3万円以上は映画のような映像が撮れる価格帯です。

マイクは、スマホやパソコンに内蔵されたものは手軽な半面、音質は落ちます。
服に付ける小型のピンマイクは持ち運びやすく、声をクリアに録れます。
ガンマイクは離れた場所の音も拾いやすい形です。

編集ソフトは無料版と有料版に分かれます。
無料版は機能が限られ、広告が出ます。
有料版では高度な編集機能と素材が使えます。
Adobe Premiere Proは月額制、Final Cut ProはMac専用です。

続く費用は編集ソフトの月額、ストレージ、回線

運営が続くかぎり出ていくお金があります。
編集ソフトの月額・年額の契約、動画を置くためのストレージ、高画質の動画を滞りなく扱うための通信回線です。
ストレージはGoogle Oneのようなクラウドを使うと費用を抑えられます。

原文は、登録者が増えてYouTube側のサーバーに負荷がかかる場合は自前のサーバーを借りる費用も生じるとしています。
金額や条件は原文に書かれていません。

収益化の条件は登録者1,000人と過去12カ月で4,000時間

登録者1,000人以上と、過去12カ月の総視聴時間4,000時間以上を満たすと、YouTubeパートナープログラム(広告の配分を受けられるチャンネル向けの制度)に参加できます。
ここが最初の関門です。

4,000時間を分に直すと24万分です。
平均視聴が5分の動画なら、約4万8,000回の再生に相当します。
1日あたり約130回の再生を1年続ける計算になります。

原文はShortsだけでの収益化条件や、より少ない登録者数で参加できる入口には触れていません。

収入は広告・チャンネルメンバーシップ・スーパーチャットの3つ

広告収益は動画の前・途中・後に広告が出る仕組みで、参加したチャンネルだけが対象です。
チャンネルメンバーシップは月額の会費と引き換えに限定の特典を出す仕組みで、スーパーチャットはライブ配信中にコメントを目立たせるために視聴者がお金を払う仕組みです。

配分について、原文は広告収益の80%を運営者に、メンバーシップとスーパーチャットは100%を運営者に配分するとしています。
自分のチャンネルに実際いくら入るかは、YouTube StudioとAdSenseの画面で確認できます。

著作権とプライバシー、規約違反でチャンネルが止まる

他人の著作物を無断で使うと著作権侵害になります。
個人情報や私的な内容を公開するとプライバシー侵害です。
不適切な発言や行動は炎上を招き、YouTubeのポリシー違反はチャンネル停止につながります。

原文が対策として挙げているのは、著作権とプライバシーへの理解を深めること、炎上を防ぐ手立てを徹底すること、ポリシーを守ることです。
機材をそろえる前に押さえておきたい部分です。

自分のチャンネルにどう影響するか

始める前でも運営中でも、効くのは「どの工程でお金が要るか」を先に書き出すことです。

  1. 最初の3本は無料の範囲だけで作ってみる。
    DaVinci ResolveとCanvaで足りるかどうかを確かめると、機材を買う前に足りない工程がはっきりします。
  2. マイクは内蔵から始めて、不満が出た工程にだけ足す。
    声がこもるならピンマイク、部屋の反響が気になるならガンマイクという順番なら、買い足しが1回で収まります。
  3. 毎月の固定費を一覧にする。
    編集ソフトの月額・年額、クラウドストレージ、回線の3つを書き出すと、収益化までに持ち出す総額が見えます。
  4. 4,000時間を自分の数字に置き換える。
    平均視聴5分なら約4万8,000回、1日約130回です。
    いまの1本あたりの再生回数で割れば、必要な本数が分かります。

出典

  1. Initial Costs for Starting and Operating a YouTube Channel, and the Path to MonetizationBing News: YouTube monetization

コメント

まだコメントはありません。最初の1件をどうぞ。

投稿された内容とお名前はこのページに公開されます。個人情報や、他の方を傷つける内容は書かないでください。 URLを含むコメントは投稿できません。内容によっては予告なく削除することがあります。