収益化・規約

YouTubeがゲーム実況の広告ルールを緩和、薬物使用と冒頭8〜15秒の描写が収益対象に

  • YouTubeが2026年9月、ゲーム実況の広告ルールを見直しました。ゲーム内の薬物使用シーンと冒頭8〜15秒の過激な映像が、収益対象になります。
  • これまで広告が付かなかった描写でも収益化できるようになり、ゲーム実況の企画の幅が変わります。
  • GTA6の配信を計画しているチャンネルにまず関係し、ゲーム実況を広告収益で回しているチャンネル全体にも及びます。
画像はイメージです

ゲーム実況の広告ルールが、2026年9月に見直されました。
ゲーム内の薬物使用シーンと、動画の冒頭8〜15秒に置いた過激な映像が、広告収益の対象になります。

広告が付くかどうかで収益が大きく変わるジャンルなので、ゲーム実況を回しているチャンネルには直接響く変更です。

ゲーム内の薬物使用シーンが広告収益の対象に

2022年11月のルールでは、ゲームの中で薬物を注射したり摂取したりするシーンに広告収益は付きませんでした。
薬物の売買や会話のシーンは対象でした。
同じ薬物でも、使用シーンだけが外れていたんですよね。

2026年9月の更新で、使用・販売・宣伝を扱うゲームや脚本のあるコンテンツも対象になりました。
以前は禁止だった使用シーンが、収益化の対象に入った形です。

ただし、現実の違法薬物を宣伝する内容は今も対象外です。
今回の緩和は、ゲームのような架空の内容に限られます。

画像はイメージです

冒頭8〜15秒の過激な映像も収益対象に

次は暴力表現です。
配信の冒頭に激しい映像を置くと、広告が制限されることがありました。
その線引きが今回、明確に定義されました。

動画の最初の7秒に過激なゲーム映像を置くと、対象外のままです。
8秒目から15秒目までなら、収益対象になります。

ただし、8秒を過ぎれば何でも通るわけではありません。
体の一部やゴア表現など、見る人にショックや嫌悪を与える内容は対象外のままです。

普通の銃撃戦がすべて禁止だったわけでもありません。
2022年の時点で、動画の8秒以降に出てくる血を伴う負傷描写は収益対象でした。
今回動いたのは、冒頭から何秒までなら特に激しい映像を置けるか、という線です。

収益対象でも広告が出ないことはある

ここは見落としやすいところです。
収益対象になった映像でも、広告が必ず表示されるとは限りません。

サムネで過激な暴力画像を使うと、広告が出なくなることがあります。
動画の中身だけを整えても足りないんですね。
判断はサムネと冒頭の2か所。

GTA6の配信を考えているなら、意識しておきたい点は3つです。
最初の7秒に激しい映像を置かないこと。
8〜15秒でも度を越さないこと。
対象だからといって広告が出る保証はないと知っておくこと。

自分の動画に広告が付いているかは、Studioの「収益」タブで確認できます。

GTA6の発売は2026年11月19日、PC版は未定

今回の変更が話題になるのは、GTA6の発売が近いからです。
予定日は2026年11月19日で、ルール変更から約2か月後にあたります。

発売されるのはPS5とXbox Series X|Sです。
PC版の発売日はまだ発表されていません。

発売直後は、世界中の配信者がPS5やXboxで遊ぶ動画やライブを出すことになります。
GTAシリーズは、普通に遊んでいても犯罪や銃撃戦が出てくるゲームです。

何十万回、何百万回と再生されても、広告が付かなければ配信者は思うように稼げません。
広告が付く動画が増えれば、YouTube側の収益機会も増えます。
配信者とYouTubeの利害が重なる部分です。

変更とGTA6の関係は公表されていない

ここからは原文の書き手の見立てです。
GTA6の発売が、今回の変更を後押しした一因だったという見方です。
根拠に挙げているのは、GTAに近い薬物と暴力の2つのルールが、発売の約2か月前にそろって見直されたことです。
YouTubeはGTA6との関連を公表していません。

一方で、YouTubeは広告ルールをこれまでも何度も見直してきました。
2026年だけでも、1月、2月、3月、8月、9月、10月に更新があります。
今回の変更も、その流れの中の一つです。

世界的に注目される作品の直前に、薬物と暴力の基準が同時に動いたのは事実です。
どの動画が収益対象になり、どれが外れるかは、発売後の運用で確かめられていくことになります。

基準の全文は、YouTube公式ヘルプ(https://support.google.com/youtube/)の広告主向けガイドラインで読めます。
日本語のチャンネルにこの基準がいつどう当てはまるかは、原文に書かれていません。

出典: Bing News: YouTube ad revenue

自分のチャンネルにどう影響するか

ゲーム実況で広告収益を得ているなら、以前に収益制限がかかった動画を一度洗い出してみる価値があります。
薬物の使用シーンは対象内に入り、冒頭8〜15秒の激しい映像も同じ扱いになりました。
以前は制限の対象だった回でも、いまの基準なら収益対象に入ります。
作り直す必要はありませんが、判断のもとが変わったことは記録に残しておくといいです。

GTA6を配信する予定なら、撮影の前に冒頭の設計を決めておくと迷いません。
最初の7秒は激しい映像を避け、8〜15秒に置く映像も度を越さない範囲に収める。
サムネも暴力表現を避ける。
冒頭7秒とサムネの2か所を先に決めておくと、編集で切り直す手間が減ります。

出典

  1. YouTube Relaxes Ad Rules for Gaming Streams Before GTA6 Release. What Has Changed?Bing News: YouTube ad revenue

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