事例・戦略

フォロワーの相談を約8,800円の商品に、案件頼みを抜けたInstagram発信者

  • Instagramで約30万人に届く米国の発信者が、フォロワーの相談を商品にしました。収入は案件6割、個別依頼とアフィリエイトが各2割です。
  • 動画の再生回数だけに頼らず、視聴者の相談を売り物にする設計が、数字つきで具体的に分かります。
  • 案件とアフィリエイトで回しているチャンネルに関係し、視聴者から個別の質問が届く運営者ほど使いやすい話です。
画像はイメージです

フォロワーから届く「これ、どう選べばいい?」という相談を、そのまま有料サービスにした発信者がいます。
案件とアフィリエイトだけで食べているなら、収入の組み立て方の参考になる事例です。

舞台はYouTubeではなくInstagramです。
ただ、動画の再生数に収入を預けない工夫なので、自分のチャンネルに置き換えて読めます。
出典はDigidayです。

男性向けの服選びをInstagramで発信、個別相談が増えた

米国のマディ・ガスティーニさんは、2023年に発信を始めました。
百貨店で商品の買い付けを担当した経験があり、狙ったのは男性向けの実用的な服選びです。

1年で登録者は10万人を超え、いまは約30万人です。
フォロワーから「自分の服も選んでほしい」という声が増えたため、個人向けスタイリングの事業を始めました。

発信の内容は、有名人向けの豪華なコーディネートではありません。
ふつうの男性が買い物で使える提案に絞っています。

画像はイメージです

スタイリングの料金は55ドルから800ドル

事業名はMaddy G Styleです。
料金は3段階で、どれも安くはありません。

  • 買い物の付き添い相談は、1時間250ドル(約4万円)以上
  • コーディネート提案のスタイルデッキは、1コーデ55ドル(約8,800円)
  • クローゼット全体の見直しは、800ドル(約12万8,000円)

依頼する人は、希望と予算を入力フォームに書きます。
旅行用の服でも、手持ちの服の総入れ替えでも、ガスティーニさんがコーデを組みます。

デッキとクローゼットの依頼者は500人超で、継続して頼む人も100人を超えます。
この事業の売上額は明かされていません。

収入は案件6割、個別依頼2割、アフィリエイト2割

ガスティーニさんの収入は、企業案件が約6割です。
スタイリング事業が約2割、アフィリエイトリンクが約2割。
案件だけで月5,000〜1万ドル(約80万〜160万円)あります。

本人はこう話しています。

動画が10万回再生されるかどうかだけに収入を頼りたくない

この発言は、再生回数に左右される収入を減らしたいという意味です。

ここが一番大事なところです。
スタイリングの集客は、自分の投稿だけで行っています。
広告費は使っていません。

同じ視聴者に対して、道が2本あります。
紹介した服をリンクから買うか、本人に直接頼むか。

しかも紹介するブランドは、スタイリング提案にも入れています。
リンク経由の購入チャンスが2回できる形です。

案件の相手選びが信頼を守る

服の専門知識があるので、案件は自然な延長になります。
ふだん薦める服を、案件として紹介できるからです。

だからこそ相手選びは慎重で、趣味に合わない商品を薦めると、コンテンツも視聴者も傷つくと本人は話しています。
案件先はJ.CrewやCalvin Kleinなどです。

出資したアプリでは1投稿から1,000人が登録

もう一つの収入源が、服選びアプリDriptailへの出資です。
所属事務所の紹介で、テスト段階からアプリの感想を伝え、その後に株主側として参加しました。
出資額や条件は明かされていません。

アプリは3月の公開時に約100人でしたが、7月には約6,000人です。
ガスティーニさんの1投稿で、3日間に新規1,000人、購入100件超でした。
登録者10人に1人が買った計算です。

ただし、この出資は誰でもできるものではありません。
再現しやすいのは、相談を商品にする部分です。

日本での扱いや、YouTubeで同じ手順が使えるかどうかは、原文に書かれていません。

出典: Digiday

※円換算は1ドル=160円(2026年8月時点の目安)です。

自分のチャンネルにどう影響するか

案件とアフィリエイトだけで回しているなら、まず自分のコメント欄を見てほしいです。
「どれを買えばいい?」「自分の場合は?」という質問が繰り返し出ているジャンルなら、同じ作りが使えます。

Studioの「コメント」で、直近の動画の質問を10件ほど拾い、何が一番多いかを数えておくと、商品にできる相談の型が見えます。

商品は大きくなくて構いません。
事例も、1コーデ約8,800円という小さな単位から始まっています。
登録者が数千人でも、フォームに予算と希望を書いてもらう形なら試せます。

出典

  1. How a fashion creator turned audience demand into a 500+ client styling businessDigiday

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