YouTube、テレビ画面向けに機能を強化 プレイリストを「番組」として見せられるように
- YouTubeがテレビ画面での視聴に向けて、複数の機能改善を進めています。
- 収益化しているチャンネルは、プレイリストを「番組」に指定してエピソード形式で見せられるようになりました。
- YouTubeの視聴は1日10億時間規模に達していて、テレビで見られる前提の作りに変わりつつあります。
テレビで見られる時代に
YouTubeが、テレビ画面での視聴に向けた機能改善をまとめて出しました(Social Media Today)。
背景にあるのは視聴環境の変化です。同記事によると、YouTubeでは1日あたり10億時間が視聴されていて、ポッドキャストだけでも2025年10月にテレビ経由で7億時間が再生されました。スマホの縦画面だけを想定した作りでは、実態に合わなくなっています。
プレイリストを「番組」にできます
クリエイターにとって一番大きいのが、プレイリストを「番組」として指定できるようになったことです。
YouTubeパートナープログラム(収益化)に参加しているチャンネルなら、動画をまとめたプレイリストを番組に設定できます。視聴者側には、エピソード形式のシリーズとして表示されます。連続企画や講座を持っているチャンネルは、テレビの番組表に近い見せ方ができるようになります。
このほかの改善はこうです。
- 視聴ページに番組・ポッドキャスト用のタブを追加
- Shortsへの入り口を追加し、前へ・次へのボタンを大きく
- ミュージシャン向けのページに新作の棚を追加
- 4桁の数字によるアカウントロック
- 子ども向けの制限をかけるペアレンタルコントロール
なお、いつから使えるようになるかは記事に書かれていません。
「単発」から「シリーズ」へ
一連の変更に共通しているのは、YouTubeが単発の動画を並べる場所から、シリーズを続けて見せる場所へ軸足を移していることです。
番組指定はその象徴で、視聴者が「次のエピソード」を自然に選べる導線が用意されます。同じ時期に再生回数の数え方も変わっていることを合わせて見ると、指標と見せ方の両方を、テレビや他のSNSの標準に寄せている流れが見えてきます。
自分のチャンネルにどう影響するか
テレビで見られる比率は、チャンネルによって大きく違います。まず自分の状況を知ってから動くのがおすすめです。
1. アナリティクスで「デバイス」を見る
YouTube Studioのアナリティクスで、視聴がどの端末から来ているかが分かります。テレビの比率が高いなら、これから書くことは優先度が高くなります。低いなら後回しでかまいません。
チャンネルによっては半分以上がテレビ、ということもあります。まずは事実を確認してからです。
2. シリーズ物があるなら番組指定を検討
連載企画や講座形式の動画をプレイリストにまとめているなら、番組として指定するだけで「次を見る」導線が強くなります。作業としては設定するだけなので、手間の割に効果が見込めます。
ただし収益化しているチャンネルが条件です。まだの方は対象外になります。
3. テレビで自分の動画を再生してみる
これが一番手っ取り早い確認です。スマホで読める文字の大きさでも、離れて見るテレビでは細かく見えることがあります。逆に、スマホ向けに大きくしたテロップが、テレビでは邪魔に見えることもあります。
サムネイルの文字と、画面の中のテロップ。この2つが破綻していないかを、一度テレビで見ておきましょう。
出典
- YouTube rolls out improvements for Connected TVSocial Media Today
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