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YouTubeのCPMとRPM、ニッチ別相場を2026年版で整理 金融はゲームの10倍

  • 1of10 Blogが2026年8月、YouTubeのニッチ別CPMとRPMの相場表を公開しました。
  • 同じ再生数でもニッチや視聴者地域で収益が10倍近く変わるため、チャンネル運営の方向性を左右します。
  • 収益化を目指すチャンネルオーナーや、動画のジャンル選定・改善に携わる運営者に役立ちます。
画像はイメージです

相場表が公開されました。金融系は1000回再生で約3200円

1of10 Blogが2026年8月21日、YouTubeのニッチ別CPMとRPMの相場表を公開しました。
CPM(広告主が1000回の広告表示に対して支払う単価)と、RPM(あなたが1000回の再生に対して実際に受け取る金額)を、金融から音楽まで18ジャンルで比較しています。
データは公開されているクリエイターの報告値と業界レポートをまとめたもので、正確な実測ではなく「方向性をつかむための目安」です。

主な数字を日本円(1ドル160円換算)で見てみます。
金融・投資系はCPMが20〜50ドル(約3,200〜8,000円)、RPMが8〜20ドル(約1,280〜3,200円)と最上位です。
保険や法律もCPM 20〜60ドル(約3,200〜9,600円)と高額です。
一方、ゲームはCPM 2〜6ドル(約320〜960円)、RPMは1〜3ドル(約160〜480円)です。
同じ再生数でも金融はゲームの10倍近い収益差がつくことを、この表は示しています。

この価格差の説明として、記事は「広告主がその視聴者に将来どれだけお金を使ってほしいか」で決まるとしています。
金融機関は証券口座を開設してもらえれば大きな収益が見込めるので、高い広告費を出せます。
モバイルゲームの広告単価は1インストールあたり数ドル程度のため、そもそも入札額が上がらないという理屈です。

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1000回再生あたりの実際の収益は「変換率」で変わる

CPMはあくまで広告主側の数字で、そのままあなたの収益にはなりません。
YouTubeは長編動画の広告収入の55%をクリエイターへ分配し、45%を手数料として取ります。
さらに、すべての再生に広告が表示されるわけでもありません。
広告ブロッカーを使う視聴者や、広告が配信されなかった再生はCPMの計算から外れます。

記事は具体例を挙げています。
月50万再生の動画で、そのうち30万再生に広告が配信され、CPMが10ドルだったケースです。
広告収入は30万÷1000×10ドルで3,000ドル。
そこから55%の1,650ドルがクリエイター分です。
加えてプレミアム会員の視聴やメンバーシップ、スーパーサンクスなどの収入が150ドルあったとすると、合計1,800ドル(約28.8万円)になります。
これを全ての再生数50万で割ると、RPMは3.60ドル(約576円)です。
CPMが10ドルでも、実際に手元に残るのは約36%です。

この変換率は、広告が配信された再生の割合と広告以外の収益で変わります。
記事は「多くのチャンネルは35〜55%」としています。
同じCPMでも、動画が広告主に好まれる内容かどうかでRPMは大きく変わります。

視聴者がいる地域でRPMは変動します。日本は米国の0.5〜0.8倍

ニッチだけでなく、視聴者がどこにいるかも収益を左右します。
記事は米国を基準(1.0倍)にした地域別の倍率をまとめています。
豪州は0.9〜1.1倍、英国とカナダは0.8〜1.0倍、日本と韓国は0.5〜0.8倍です。
ブラジルやメキシコは0.2〜0.35倍、インドやフィリピン、パキスタンは0.05〜0.15倍です。

視聴者が80%インドに偏っている金融チャンネルより、80%米国のゲームチャンネルの方が1再生あたりの収益が上回るケースがあります。
ジャンルの相場表は「視聴者の地域が米国中心だった場合」の数字なので、グローバルに届くテーマのチャンネルは、ニッチ相場よりも視聴者マップの影響を強く受けます。
自分のチャンネルの実数値はYouTube Studioの収益タブで確認できると記事は案内しています。

収益は年末に上がり、1月に落ちます。20〜40%の変動が一般的です

広告費は予算サイクルに従います。
第4四半期(10〜12月)に最高値を迎え、年明けの1月に落ち込みます。
ブランド企業はブラックフライデーや年末商戦に向けて広告費を投じ、1月は予算がリセットされて入札が静かになるためです。

記事はQ1(1〜3月)を底、Q2(4〜6月)を回復期、Q3(7〜9月)を横ばいから上昇期とし、Q4をピークとしています。
Q1の収益低下は「ペナルティではなく通常の変動」と説明しています。
対策として、収益性の高い長編動画はQ4に公開し、Q1は実験やチャンネル整理に使うことをすすめています。

ここが一番大事なところです。2026年の相場は「ニッチと地域」で決まる

今回の表で分かるのは、2026年のYouTube収益は「何を扱うか」と「誰に見られるか」で大きく変わることです。
同じ1万再生でも、金融と音楽では10倍以上の差がつきます。
収益を上げたいなら、自分のニッチの中で「広告主が高い単価を払いたいテーマ」を見つけることと、高単価な地域の視聴者を増やすことの2点が有効です。

元記事: 1of10 Blog

※円換算は1ドル=160円(2026年8月時点の目安)です。

自分のチャンネルにどう影響するか

まず、Studioの収益タブで自分のRPMとCPMを開いてください。
公開から30日以上たった動画で、ニッチ別相場の表と見比べます。
自分のジャンルの中央値より低い場合は、記事で挙げられている6つの改善ポイント(高単価トピックへの寄せ方、ミッドロール広告の位置、視聴者地域、広告主に好まれる内容づくり、Shortsと長編の役割分担、メンバーシップなどの積み上げ)を順に確認すると、どこに原因があるか絞り込みやすくなります。

次に、地域別の倍率表を確認してください。
視聴者が日本中心なら倍率0.5〜0.8倍の範囲内で収まっているはずです。
もしインドやブラジルなど低倍率の国が一定割合を占めているなら、英語圏向けのテーマや米国時間の投稿を増やすことで、RPMを上げられる余地があります。
逆に、今の視聴者層が高倍率の国に偏っているなら、それが強みになります。

最後に、8分を超える動画でミッドロール広告を入れることと、Q4に向けた動画スケジュールの組み立てが、今のうちにできる具体的な対策です。
記事は「2〜3回のミッドロールを自然な切れ目に置く」ことをすすめています。
Q4は広告単価が上がるため、力を入れた動画を公開する時期として計画しておくと良いでしょう。

出典

  1. YouTube CPM and RPM by Niche: 2026 Rate Tables1of10 Blog

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