YouTube収益の実態、RPMは1〜22ドル 広告以外の収益が柱に
- Passionfruitの調査で、YouTube広告収益は利きによりRPMが1〜22ドルと大きく変動することが確認されました。
- 再生回数が同じでも収益は数倍変わるため、利き選びと視聴者の地域、広告以外の収益源が重要になります。
- 収益化を目指す新規チャンネルや、広告収入頼みの中規模チャンネルが作戦を立てる際の参考になります。

RPMの幅は1〜22ドル、再生数だけでは測れません
Passionfruitは、YouTubeの広告収益を「利き」と視聴者規模で分解した調査を報じました。
平均RPMは1000回再生あたり1〜22ドルと幅が大きく、同じチャンネル規模でも収益に大きな差が出ます。
RPMは、YouTubeが45%を差し引いた後にクリエイターへ支払われる金額で、実際の収益を反映する指標です。
広告主が支払うCPMとは別の数字なので、収益を考えるときはRPMで見るのが正確です。
収益化にはまずYPPへの参加が必要です。
長編動画向けの基準は登録者1000人と直近12ヶ月の視聴時間4000時間。
Shorts中心の場合は登録者1000人と直近90日のShorts再生1000万回です。
500人からの低い参加枠もあり、その場合、3本の有効な公開動画と3000時間の視聴時間または300万回のShorts再生が条件です。

規模別の月収は5ドル〜2万5000ドル
Montageの試算では、登録者1000人のチャンネルで広告収入は月5〜50ドル。
1万人なら50〜400ドル、50万人なら2000〜1万ドル、100万人なら5000〜2万5000ドルです。
広告だけでは、50万人未満の中規模チャンネルがフルタイムで生活するのは難しいと記事は指摘しています。
平均的なYouTuberの年収は7万ドル弱(ZipRecruiter)で、これは全クリエイターの平均です。
一方、MrBeastは2024年に8500万ドル以上を稼いだとForbesが伝えています。
収益を左右するのは利きと視聴者の地域
利きはRPMの最大の変数です。
個人向け金融や投資のチャンネルは、ゲームの4〜5倍の単価になることがあります。
広告主が金融やソフトウェアの視聴者に高い広告費を払うためです。
視聴者の地域も影響し、米国中心の視聴者は東南アジアや中南米中心の視聴者よりCPMが高くなります。
具体例としては、個人向け金融と投資は1000回再生あたり10〜22ドル、SaaSやB2Bソフトウェアは12〜20ドルです。
低い利きの代表であるゲームは、同じ売上を得るのに個人向け金融の3〜4倍の月間再生が必要です。
広告収益は3番手、1番はブランド案件
同調査では、フルタイムYouTuberの収益源は、1位がブランド案件、2位がデジタル商品、3位が広告収益としています。
広告収益は注目されがちですが、効率は最も低いとのことです。
具体例を見てみましょう。
5万人登録の金融チャンネルでRPMが15ドルなら、広告収益は月750ドルです。
200ドルのデジタルコースなら4本売れれば同じ収益になります。
ブランド案件なら1件で2000〜5000ドルになることもあります。
長編動画をShortsや他プラットフォームに再利用すると、リーチが40〜70%向上するというデータもあります。
リーチは広告収益よりも、ブランド案件の交渉材料として重要です。
収益には季節変動があります
RPMは年間で変動し、10〜12月のQ4が最も高く、1月と2月が最も低くなります。
収益化を目指すチャンネルは、広告単価が高いQ4にYPP資格を満たすよう公開計画を調整すると、参入直後から高い収益を得られます。
低RPMの利きで活動している場合は、無理にジャンルを変えず、ブランド案件やデジタル商品など広告以外の収益を育てるのが現実的です。
広告収益は収入の「床」であり、天井ではないと記事はまとめています。
自分のチャンネルにどう影響するか
まず、自分のチャンネルのRPMを把握してください。
YouTube AnalyticsのRPMがこの1〜22ドルのどこに位置するかを見れば、利きや視聴者層の影響を具体的に判断できます。
- 広告収益が低い利きでも、ブランド案件やデジタル商品、メンバーシップなど広告以外の収益を並行して設計しておくと、収入の柱を安定させられます。
- 視聴者の地域を増やすことより、単価の高い地域の視聴者を増やすほうがRPM改善につながります。
アナリティクスの掲載国別データを確認してみてください。 - Q4の高い広告単価を狙うなら、収益化資格を満たすタイミングを10〜12月に合わせるのも有効です。
動画の公開計画を逆算すると、参入直後の収益に差が出ます。
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