収益化・規約

YouTubeの収益化停止から再申請、89日で通った人が先にやった準備

  • YouTubeの収益化が停止されたあとの再申請は、申請文を整えても通りません。2023年に保留通知を受け、動画10本を入れ替えて89日目に再承認された運営者が、申請前にやった4時間20分の準備と3つの思い込みを明かしています。
  • 審査で見られるのは文章のうまさではなく、チャンネルの中身が実際に変わったかどうかです。同じ申請を何度も送ると順番が後ろに回り、動画を減らすだけでは指摘された原因は消えません。
  • 収益化の停止や再申請の通知を受け取ったチャンネル運営者にまず関係し、これから収益化を目指す人にも申請前の点検手順として同じ流れが使えます。
画像はイメージです

2023年5月11日、原文を書いた運営者のチャンネルに、収益化の保留(再申請の依頼)が届きました。
理由は動画の中身についての指摘です。
動画10本を入れ替え、チャンネルの構成を見直したうえで、8月8日に再承認されました。
申請から89日目でした。

この間、サポートとはメールを6回やり取りしています。
62日は、何もできずに待つだけの期間でした。
当時のチャンネルは登録者3,214人、月の視聴時間は約4,900時間。
保留中は伸びがほぼ止まり、8月の時点でも登録者は3,240人でした。

原文は、まだ一度も申請していない人や、収益化の条件を満たしていない人は対象外だとしています。
条件は登録者1,000人と公開の視聴時間4,000時間、またはShortsの90日で1,000万回です。
4,000時間は、平均視聴5分の動画なら約4万8,000回の再生に相当します。
1日あたり約130回を1年続ける計算です。

原文はnoteの有料記事で、実際に送った400字の申請文は有料部分に載っています。
ここから先は、無料で読める範囲にある「申請の前に何をしたか」を扱います。

収益化の保留は、文章ではなく動画の中身の問題

再申請では、申請の時点でチャンネルの中身が変わったかどうかを、機械と人の両方で確かめている。
文面は、変更点を正確に伝えるための添え書きにすぎない。
原文はそう説明しています。

審査で見ているのは、広告を出しても問題のない内容かどうか、そしてチャンネル全体に一貫性があるかどうかです。
動画1本ずつの出来より、チャンネルをまとめて見たときに安心して広告を出せる状態かどうかで判断されている、というのが筆者の受け止めです。

画像はイメージです

動画を減らすだけでは通らない、3つの思い込み

「動画を減らせば通る」は、半分当たりで半分外れです。
2023年5月の保留通知に書かれていたのは、同じ型の動画を大量に作っているという指摘でした。
動画の本数そのものが問題だったわけではありません。
最初は3本だけ消して申請し、そのまま差し戻されています。

「何度も送れば熱意が伝わる」は逆効果でした。
再申請は基本的に先着順で処理されるため、同じ内容を何度も送ると新しい問い合わせとして扱われ、待ち時間が振り出しに戻ることがあります。
これは公式の説明ではなく筆者の実感ですが、2回目の申請を6月3日に送ったところ、6月28日まで自動返信すら届かず、14日ほど遅れたと感じています。

「サポートに連絡すれば人が個別に見てくれる」も期待外れでした。
最初の問い合わせへの返信は11日後に届き、内容は定型の2行だけ。
人が書いたような返事が来るのは、変更した内容を具体的に書いたときです。

いちばん見落としやすいのは、収益化は一度通っても終わりではないという点です。
承認後もポリシーの順守は見られ続けます。

筆者は同じ構造をAdSenseでも経験しています。
無効なアクセスの警告を2回受け、1回目は27日、2回目は1か月かかりました。
広告の配置を変えるといった表面の修正では警告は解けず、サイトの構成そのものを組み直してようやく解けたといいます。
広告で稼ぐ仕組みは、表面的な修正ではなく構造の改善を見ている。
これが原文の結論です。

申請ボタンを押す前にやる5つの準備と、4時間20分の中身

  • 保留通知に書かれた理由を、一字一句読み直す。
    筆者は最初「著作権関係」だと思い込み、実際の指摘と違っていたため初動が3日遅れました。
  • YouTube Studioの「収益化」タブで詳細な審査状況を確認する。
    筆者の画面には「独自性の低いコンテンツの比率が高い」という趣旨の表示が出ていました。
  • 直近90日に公開した動画を全部書き出し、どれが指摘の対象になりそうかを自分で仕分ける。
    筆者は34本を書き出し、19本を「テンプレート的」と判定しました。
  • 自分の動画を3本、外から見た目で見直す。
  • 同じジャンルの他チャンネルと、構成が似すぎていないか確かめる。

準備にかかった時間は合計4時間20分です。
内訳は棚卸しが2時間10分、通知の読み直しとStudioの確認が40分、返信文の下書きが1時間30分でした。
平日は本業があるため、土曜の午前と日曜の夜に分けて作業しています。

最初の申請文は45分で書き上げましたが、動画の実態が変わっていなかったため差し戻され、この45分はほぼ無駄になりました。
準備を飛ばして文面だけを磨くのが、いちばん割に合わない進め方だと原文は書いています。

待っている間にやってしまいがちな2つの失敗

通知が来た直後にチャンネルを放置してしまう。
これがよくある失敗です。

同じくらい多いのが、新しいチャンネルを作り直す判断です。
筆者の知人は収益化の保留通知を見て「もうこのチャンネルはだめだ」と考え、ゼロから作り直しました。
登録者と視聴時間の蓄積がリセットされ、収益化の条件を満たすまでに半年以上かかっています。
手元の資産を捨てる判断は、たいてい損になります。

この体験から読み取れること

収益化の保留は、文章力の問題ではなく、チャンネルの中身の作り方の問題です。
だからこそ、通知の理由を正確に読み、直近90日の動画を棚卸しするという地味な作業が、待ち時間を短くする側に働きます。

ただし、これは2023年の体験です。
原文には、当時と今とで再申請の流れが同じかどうかは書かれていません。
同じ手順がそのまま当てはまると決めつけず、今届いた通知やStudioの表示を優先して読むほうが確かです。

原文: YouTube Monetization Re-application Template(400 characters)

自分のチャンネルにどう影響するか

収益化が止まってから動き出すと、そのぶん待ち時間が伸びます。
止まる前にどこを見ておくか、通知が来たその日に何を開くかを決めておくと、初動で迷いません。

  1. 通知の文面は、スクリーンショットだけでなく全文をメモに貼っておくと、あとで理由を読み違えたときに気づけます。
    「著作権関係だろう」と読み飛ばすと、見当違いの修正に数日を使います。
  2. 直近90日の動画を一覧にして、同じ型で作った動画に印を付けます。
    本数を減らすのではなく、型を変えた動画を足す方向で考えたほうが、指摘された根っこに届きます。
  3. 再申請は1回送ったら、返事を待つ間は次の動画の制作に時間を使います。
    同じ内容を重ねて送ると順番が後ろに回ることがあるので、送った日付と返信の有無だけ手元に記録しておくといいです。

出典

  1. YouTube Monetization Re-application Template (400 characters) (The text that got approved ...Bing News: YouTube monetization

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