Kick創業者が新プラットフォーム「Club」を正式公開 ドメインに10億円超
- Stake.comとKickの創業者が、クリエイター向けの新プラットフォームClubを2026年8月に正式公開しました。
- サブスク、投げ銭、有料コンテンツ、独自通貨を1か所にまとめた設計です。
- ベータ期間で会員数は10万人、1人のクリエイターのページは3万人を超えました。
ファンコミュニティを1か所にまとめる
Stake.comとKickの創業者である Bijan Tehrani と Ed Craven が、クリエイター向けの新プラットフォーム Club を正式に公開しました(Tubefilter)。CEOは Henrik Pohlmann です。
位置づけは、個々のクリエイターを中心にした熱心なファンの集まる場所です。用意されているのは次の4つです。
- サブスクリプション
- 投げ銭
- 有料コンテンツ
- Club Cash と呼ばれるアプリ内通貨
数字
2026年前半にベータが始まり、2026年8月にモバイルアプリとあわせて正式公開されました。ベータ期間中の会員数は合計10万人、あるクリエイターのページは3万人を超えたとされています。
資金調達額は公表されていませんが、Club.com というドメインの取得に1,000万ドルを支払ったことが伝えられています。史上でも高額な部類のドメイン売買です。
分配率は公表されていません
記事の時点で、クリエイターへの分配率や支払いの詳細は明らかにされていません。YouTube、Twitch、Kickとの条件比較も示されていません。持続的な収益化を掲げている点が、Kickがミッドロール広告に力を入れている方向と重なる、という指摘にとどまっています。
見えていない部分
新しいプラットフォームを評価するうえで、今回の記事から読み取れない情報がいくつかあります。
- クリエイターへの分配率
- 支払いのサイクルと最低支払額
- Club Cash の換金条件
- 既存プラットフォームとの併用に関する制約
ベータ期間の会員数10万人という数字は、プラットフォームの規模としては小さい部類です。1人のクリエイターのページが3万人を超えたという記述からは、少数の大きなコミュニティが全体を支えている構造がうかがえます。
自分のチャンネルにどう影響するか
新しいプラットフォームの案内は定期的に来ます。飛びつく前に見る場所を決めておくと、判断が速くなります。
1. 分配率が公表されていない段階では動かない
今回の記事で分配率が示されていないのは、重要な情報です。条件が公開されていないプラットフォームは、比較のしようがありません。移籍や独占の話が来たときは、まず数字を書面で確認してください。
2. アプリ内通貨は換金条件を見る
Club Cash のようなアプリ内通貨は、視聴者からクリエイターへお金が渡るまでに1段階挟まります。見るべきは、換金の最低額、手数料、支払いサイクル、そして失効の有無です。ここが不利だと、表面上の分配率が高くても手取りは減ります。
3. ファンの連絡先は自分で持つ
プラットフォームが増えるほど、ファンとの接点はそのプラットフォームに預けた状態になります。サービスが終われば全部消えます。メールリストなど、自分の手元に残る接点を1つ持っておくことが、どのプラットフォームを使う場合でも保険になります。
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