収益化・規約

収益化の条件が2027年2月から2倍に 視聴時間4,000→8,000時間

  • YouTubeが2027年2月1日から、YPPに入るための条件を引き上げます。視聴時間は4,000時間から8,000時間、Shortsは1,000万回から2,000万回になります。
  • 登録者1,000人という条件はそのまま。すでにYPPに入っているチャンネルは影響を受けません。
  • 同時にPremium Liteが全世界に広がり、こちらは純収入の60%がクリエイター配分の原資になります。

入口のハードルが2倍になります

YouTubeが2026年8月10日、YouTubeパートナープログラム(YPP)の参加条件を引き上げると発表しました(YouTube公式ブログ)。適用は2027年2月1日からです。

変わるのは2つの数字です。

  • 公開動画の視聴時間: 直近365日で4,000時間 → 8,000時間
  • Shortsの有効視聴: 直近90日で1,000万回 → 2,000万回

登録者1,000人という条件は今までどおり残ります(9to5Google)。つまり「登録者1,000人」と「視聴時間8,000時間またはShorts 2,000万回」の両方を満たす、という形になります。

そしてもう一点、これが重要なのですが、すでにYPPに参加しているチャンネルは対象外です。今回の引き上げは、これから入ってくるチャンネルにだけかかります。

Shortsの収益は別枠で条件が残ります

入口とは別に、Shortsの広告・サブスク収益を受け取るには直近90日で1,000万回という条件が続きます。ここを下回ってもYPPから外れるわけではなく、長尺の収益は受け取れます。止まるのはShorts分だけで、再び1,000万回を超えれば自動的に戻ります。

Premium Liteが全世界に

同じ発表のなかで、広告なし視聴の廉価版であるPremium Liteを、YouTube Premiumを提供している全ての国に広げることも明らかにされました。

クリエイターへの分配は、Premium Liteが純サブスク収入の60%、通常のPremiumが30%を原資とするプールから支払われます。プール内の配分は視聴時間と再生数に応じて決まり、長尺に55%、Shortsに45%が割り当てられます。

YouTubeは、条件を引き上げた理由として規模の拡大を挙げています。1日あたりのShorts再生は2,000億回、テレビ画面での視聴は1日10億時間を超えているとのことです。

自分のチャンネルにどう影響するか

まず落ち着いて確認したいのは、自分が「これから入る側」なのか「もう入っている側」なのかです。すでにYPPに参加しているなら、2027年2月1日に何かが起きることはありません。

これから収益化を目指しているチャンネル、あるいはサブチャンネルや新規チャンネルを立ち上げる予定があるなら、話は変わります。

1. 新チャンネルは2027年1月末までに通す

条件が変わるのは2027年2月1日です。それまでに現行条件を満たして申請を通せば、以降の引き上げは関係なくなります。サブチャンネルの立ち上げを漠然と考えているなら、時期を前倒しする価値があります。

2. 8,000時間は「登録者1,000人」より重い条件です

視聴時間8,000時間は、平均視聴時間5分の動画で約9万6,000回の再生に相当します。登録者1,000人より先に詰まるのは、ほぼ確実にこちらです。新規チャンネルの設計では、本数よりも1本あたりの視聴時間を稼げるテーマを選ぶほうが効きます。

3. Shorts単独ルートは現実的でなくなります

90日で2,000万回は、1日あたり22万回。Shortsだけで収益化を目指す設計は、新規参入としてはかなり厳しくなりました。Shortsは入口、長尺で視聴時間を積むという組み合わせが、これまで以上に基本形になります。

出典

  1. New opportunities to earn and changes to the YouTube Partner ProgramYouTube Official Blog
  2. YouTube teases Premium Lite expansion, doubles channel monetization requirements9to5Google

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