「UGCクリエイター」という働き方 納品するのは映像で、再生数は関係ありません
- ブランドが自社広告に使う映像を制作し、納品して対価を受け取る働き方が広がっています。
- 報酬は自分の影響力ではなく制作物に対して支払われるため、登録者数がなくても始められます。
- 納品物のほかに、広告に使うための利用許諾料を別途請求する形が一般的です。
自分のチャンネルには投稿しません
UGCクリエイターという働き方が広がっています。ブランドが自社の広告として使う写真や動画、体験談の映像を制作し、納品する仕事です(Passionfruit)。
インフルエンサーとの決定的な違いは、報酬の根拠です。インフルエンサーはリーチに対して支払われますが、UGCクリエイターは制作物そのものに対して支払われます。記事の表現を借りれば、納品するのはファイルであってリーチではありません。自分のアカウントには何も投稿しません。
何を納品するのか
挙げられている典型的な納品物は次のとおりです。
- 有料広告に使う15〜60秒の縦型動画
- 手持ちで撮影した語りかけ型の体験談
- 開封や使用場面の実演
- 生活のなかで商品を使っている写真
納期の目安は営業日で5〜7日とされています。
報酬の形
新しいクリエイターは1本あたり数百ドルの範囲から始まることが多く、経験を重ねると単価が上がります。支払いの形は次のように整理されています。
- 納品物ごとの固定額
- 複数本をまとめたパッケージ価格
- 広告として掲載するための利用許諾料(別途)
- 月4〜8本といった継続契約
仕事の見つけ方としては、仲介プラットフォーム、ブランドや代理店への直接の売り込み、SNSでの発信、手持ちの商品で作った見本の提示が挙げられています。
インフルエンサー案件との違い
同じ「企業から報酬を受け取る仕事」でも、性質はかなり違います。
インフルエンサー案件は、自分のアカウントに投稿し、そのリーチに対して支払われます。だから登録者数が単価を決めます。一方のUGC制作は、映像を納品して終わりです。ブランドはそれを自社の広告として配信します。評価されるのは映像の質と納期であって、自分のフォロワー数ではありません。
仕事の探し方も違います。記事では、仲介プラットフォームの利用、ブランドや代理店への直接の売り込み、LinkedInやInstagramでの発信、そして手持ちの商品で作った見本の提示が挙げられています。仲介プラットフォームは支払いを代行する代わりに手数料を取ります。
自分のチャンネルにどう影響するか
登録者数が伸びない時期の収入源として、現実的な選択肢です。日本でも同じ構造の依頼は増えています。
1. 撮影と編集のスキルは、チャンネルの規模と切り離して売れます
「登録者が少ないから案件が来ない」と考えている人ほど、この働き方は相性がよいはずです。評価されるのは映像の質と納期であって、自分の影響力ではありません。
2. 利用許諾料を別立てにする
ここが単価を分ける部分です。撮影料だけで受けると、その映像が全国のテレビCMで使われても収入は変わりません。使う範囲(媒体、期間、地域)ごとに許諾料を設定し、見積書で分けて書く。これだけで交渉の余地が生まれます。
3. 自分のチャンネルとの兼ね合いを決めておく
同じジャンルの競合商品を複数扱うと、自分のチャンネルで紹介するときに矛盾が出ます。納品専用として受ける商材の範囲を、あらかじめ線引きしておくと後で困りません。
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