AIに見つけてもらうための対策が始まっています 案件はチャットの回答から来る
- ブランドや代理店が、起用するクリエイターをAIチャットで探し始めています。
- そのため、SNSの外にテキストで読める情報を置く対策が広がっています。
- 実例として、自分の名前がAIの回答に出るかを監査し、大手との契約につなげたクリエイターがいます。
探す側がAIを使い始めました
ブランドや代理店が、起用するクリエイターを探すときにAIチャットを使い始めています。それに合わせて、クリエイター側もAIに見つけてもらうための対策を始めている、とDigidayが報じています(Digiday)。
これまでの最適化は、SNSのアルゴリズムに向けたものでした。今起きているのは、大規模言語モデルに読ませるための最適化です。
実際に行われている対策
記事で挙げられている手法は次のとおりです。
- SNSの投稿内容を、文章として読めるウェブ記事に作り直す
- 構造化データを入れ、モデルが読める平文の索引を用意する
- どのAIクローラーが自分のサイトに来ているかを追跡する
- Wikipediaのページを作る、話題になった台本を書き起こす、報道に取り上げてもらう
- 自分の分野に関係する検索語句を狙う
- 自分の名前がAIの回答に引用されているかを調べる
追跡の対象として挙がっているクローラーには、OpenAI、Anthropic、Amazon、Apple、Huawei、DuckDuckGo のものがあります。
成果として挙がっている例
オースティンのCourtney Johnsonは2025年10月に対策用のサイトを立ち上げ、7月に3,048回の検索表示を得たとされています。ニューヨークのColin Rockerは、AIの回答に自分がどう引用されているかを調べ、Apple、Adobe、Metaとの契約につなげたと紹介されています。
オリーブオイルのブランドKosterinaは、起用先を探すのにAIを使っていると述べています。Colin Rockerは、人が生活しているのはSNSの外でもある以上、そこで起きていることを無視できない、と話しています。
自分のチャンネルにどう影響するか
「AI対策」と聞くと大げさですが、やることは地味です。日本のチャンネルでも今日から着手できます。
1. 動画の中身を、テキストとして読める場所に置く
AIが読めるのはテキストです。動画の内容が動画の中にしかない状態では、引用されようがありません。概要欄に要点を3〜5行書く、noteやブログに要約を置く、字幕ファイルを整える。この3つだけでも読める情報が増えます。
2. 自分の名前で聞いてみる
ChatGPTやClaudeに「◯◯というジャンルで、日本の代表的なYouTubeチャンネルは」と聞いてみてください。自分が出てこないなら、AIから見える情報が足りていません。何が書かれているかを見れば、どこを埋めるべきかも分かります。
3. プロフィールを1か所に集約する
得意分野、実績、過去の案件、連絡先。これが1つのページにまとまっていると、AIも人間も参照しやすくなります。SNSのプロフィール欄に断片的に散らばっている状態は、探す側にとって最も見つけにくい形です。
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