TikTokが個人間送金を準備か アプリのコードから決済機能が見つかりました
- TikTokがアプリ内の直接決済を開発しているとBloombergが報じました。
- 根拠は米国版iPhoneアプリのコードで、ダイレクトメッセージ内での受け取り機能が含まれていました。
- TikTok側は現在テストしていないと述べており、開発は初期段階とみられます。
コードから見つかった機能
TikTokがアプリ内での直接決済を開発している、とBloombergが報じました(Tubefilter)。
根拠は、米国版iPhoneアプリの現行バージョンに含まれるコードです。TikTok Shopでの購入を、外部の決済サービスを介さずに完結させる仕組みが想定されています。加えて、ダイレクトメッセージのなかで支払いを受け取る機能と、送金ごとにコメントを添える機能も見つかっています。
ただしTikTokの広報担当者は、この機能を現在テストしてはいないと述べています。開発は初期段階とみられます。
周辺の動き
TikTok Pay 自体は、すでにベトナム、マレーシア、タイで動いています。国際展開の検討も進んでいるとされています。
さらにTikTokは、電子マネー発行者として営業するための免許と、直接与信を行う会社としての免許を申請しています。前者は個人間の送金サービスに相当する事業を可能にするものです。
TikTok Shop の2026年の流通総額は1億ドルを超える見込みとされています。
記事に書かれていないこと
手数料の水準、送金額の上限、対応する地域の拡大時期については、いずれも記事の時点で明らかにされていません。噂の段階の話として読む必要があります。
なぜ免許の申請が重いのか
電子マネー発行者の免許は、預かったお金を電子的な残高として発行できる立場を意味します。個人間の送金サービスがこれにあたります。直接与信の免許は、その名のとおり貸付を行うためのものです。
コードの断片よりも、この2つの申請のほうが方向性をよく示しています。決済を外部に任せず、自前で完結させる設計を目指しているということだからです。TikTok Shop の流通総額が伸びている状況を考えると、手数料の外部流出を止める動機は十分にあります。
自分のチャンネルにどう影響するか
まだ確定していない話です。それでも、方向性としては押さえておく価値があります。
1. プラットフォームが決済を握る流れ
視聴者からクリエイターへお金が渡る経路を、プラットフォームが自前で持とうとしています。外部の決済を挟まないほど手数料は下げやすい一方、規約変更やアカウント停止の影響が収入に直結します。
2. 投げ銭が「メッセージのなかで」起きるようになる
ダイレクトメッセージ内での受け取り機能が実装されれば、配信中のスーパーチャットとは別に、日常の会話のなかで支払いが起きるようになります。ファンとの関係の作り方が変わる可能性があります。
3. 確定するまでは設計を変えない
TikTok側が否定している段階です。この情報を前提に収益設計を組み替えるのは早すぎます。今できるのは、決済手段が増えたときにすぐ使えるよう、本人確認や口座情報を整えておくことくらいです。
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