再生数ならTikTok、エンゲージメント率ならInstagram。YouTube Shortsは全項目で最下位
- Metricoolの調査で、再生数はTikTokがトップ、エンゲージメント率はInstagramが上回り、YouTube Shortsは全指標で最下位となりました。
- ショート動画の配信先選びが、再生数を伸ばすのかファンとの関係を作るのかで変わります。
- TikTok、Reels、Shortsに動画を投稿しているチャンネル運営者に影響します。

再生数と反応率、3つのショート動画でどう違うか
SNS管理ツールのMetricoolが、TikTok・Instagram Reels・YouTube Shortsのショート動画を比較した調査を公開しました。
対象は世界の37万5,462アカウントが投稿した617万3,745本の動画です。
90日間のデータを、フォロワー数で5段階(2000人未満から100万人超)に分けて分析しています。
全アカウント平均では、1本あたりの再生数が最も多かったのはTikTokで3万2,895回。
Instagramが2万3,074回、YouTube Shortsは5,321回でした。
いいねやコメントなどを合わせた総インタラクションでもTikTokが1,207回とトップで、Instagramは1,035回、YouTube Shortsは98回と大きく引き離されています。
一方、エンゲージメント率(視聴者による反応の割合)ではInstagramが4.30%で最も高く、TikTokは3.67%、YouTube Shortsは1.85%でした。
シェア数もInstagramが1本あたり平均178回と、TikTokの93回の約2倍です。
出典: Net Influencer

100万人超のアカウントではInstagramが再生数で逆転
規模別に見ると、再生数ではTikTokが100万人超を除くすべての層でリードしています。
2000人未満のアカウントではTikTokが2,429回、Instagram 1,484回、YouTube 1,290回。
10万〜100万人の層でもTikTokが9万2,768回と、Instagramの6万7,529回、YouTubeの3万5,421回を上回りました。
唯一、100万人超のアカウントではInstagramが1本あたり42万2,824回と、TikTokの41万7,476回をわずかに上回ります。
ただし、総インタラクションではTikTokが1万9,838回と、Instagramの1万6,019回を上回っており、いいね数の多さが効いています。
Instagramはシェア数ではTinyからHugeまで全階層でTikTokを上回りました。
報告はこの点を「データ全体でもっとも一貫した傾向」としています。
エンゲージメント率でも、100万人超を除くすべての階層でInstagramが優勢です。
100万人超の層に限ってはTikTokが4.75%と、Instagramの3.78%を上回りました。
コメント数でも、2000人未満を除いてInstagramがリードしています。
YouTube Shortsはこれから追い上げる段階
YouTube Shortsは、すべての階層で再生数・いいね・コメント・シェア・エンゲージメント率のすべてが最下位でした。
100万人超の層では、総インタラクションが1本あたり1,422回で、TikTokの約14分の1、Instagramの約11分の1です。
Metricoolの報告は、YouTube Shortsについて「まだ足場を固めているプラットフォーム」と表現し、どの指標でもReelsやTikTokに追いついていないものの、伸びしろは残るとしています。
この調査を運営にどう使うか
この結果は平均値の比較であり、個別のチャンネルで同じ傾向になるとは限りません。
ただ、ショート動画の性質の違いは見えてきます。
TikTokはまだ知名度の低いアカウントでも再生されやすく、発見性に強い。
Instagramはフォロワーとの関係が濃く、エンゲージメントやシェアが起きやすい。
YouTube Shortsは現時点では伸びしろがある、という位置づけです。
配信先を決めるときは、自分が数字として伸ばしたいものはどれかを先に決めるとぶれません。
再生数を追うのか、ファンとの反応を追うのか。
この調査はその判断材料になります。
自分のチャンネルにどう影響するか
まず確認したいのは、自分のチャンネルがショート動画で何を達成したいかです。
- 再生数や新規視聴者との出会いを重視するなら、TikTok中心の投稿に切り替えるのが効果的です。
特にフォロワーが少ない段階でも再生されやすいという調査結果は、新規チャンネルにとって追い風になります。 - ファンとの関係を深めたいなら、Instagramのエンゲージメント率とシェア数の高さを活かすのがおすすめです。
コメントへの返信やストーリーズでの呼びかけを併用すると、より効果的です。 - YouTube Shortsは現時点では全指標で最下位ですが、長尺動画への導線や検索流入という役割はこの調査の対象外です。
他の2つと役割を分け、ShortsにはShortsの目標を別に持たせると運用が楽になります。 - 今後の配信先を選ぶときは、自チャンネルの再生数とエンゲージメント率を両方記録しておくと、どのプラットフォームでどういう反応が起きているかが見えてきます。
リソースの配分を決める材料になります。
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