データ・調査

ホストを友人より信頼するファンは44%、案件は複数回で本物に見える

  • 米国の成人3,000人の調査で、ホスト付き番組のファンの44%が友人よりホストを信頼しています。案件の言及が1回だと、半数が使っていないのではと疑います。
  • 1本きりの案件紹介では信頼が移らず、複数回の登場で本物の提携に見えるため、案件の組み方に直結します。
  • 企業案件を受けている運営者と、トーク中心の番組形式で動画を作っているチャンネルに関わります。
画像はイメージです

アメリカでは、ホスト付き番組のファンの44%が友人よりホストを信頼しています。
しかも案件は、1回だけ紹介しても信頼が移りにくいという結果でした。
自分のチャンネルで案件を受ける人には、組み方を見直す材料になります。

この数字は、AmazonのポッドキャストWonderyが依頼した調査によるものです。
出典はNet Influencerです。
日本の調査ではない点は、先に頭に入れておくと読み違えません。

米国の成人3,000人調査、ホストへの信頼は友人以上が81%

調査はSmithGeiger Groupが2026年6月に実施しました。
対象は米国の18〜64歳、3,000人。
ホストが様々な話題を語る番組や、オンラインのシリーズを定期的に見聞きしている人に限っています。

結果は、ホストを友人と同じくらい、またはそれ以上に信頼する人が81%。
友人より信頼するという人は44%です。
10人のうち4人強が、自分の友達よりホストを信じている計算になります。

ファンの85%は、ホストを友人のように感じています。
ホストが番組を見続ける最大の理由だと答えた人は9割にのぼります。

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案件は1回だと半数が疑う、複数回だと7割が提携と受け止める

ここが一番大事なところです。
信頼があるからといって、1回の紹介で商品まで信用されるわけではありません。

1回きりの紹介を見ると、半数が「ホストは本当は使っていないのでは」と感じます。
Z世代では59%、ミレニアル世代では54%に上がります。
登録者が若い層中心なら、疑われる割合はもっと高いでしょう。

反対に、複数の回に同じ企業が出てくると、71%が広告ではなく本物の提携に感じます。
78%は、そのブランドへの見方が変わったと答えました。
内訳は次の通りです。

  • 信頼しやすくなった人は70%
  • 試したくなった人は67%

また、3人に2人は、日常で同じ商品を見かけたときにそのホストや番組を思い出します。

広告そのものへの抵抗は小さい結果でした。
ホストを支えるなら広告が入ってもいいと答えた人は76%です。
広告が嫌われているのではなく、唐突さが疑われているんですよね。

切り抜きShortsは口コミの約2倍、新しい番組を知るきっかけ

短い切り抜きは、新しい番組を知るきっかけの1位でした。
口コミのおよそ2倍の効果です。

切り抜きを見た人の95%は、何らかの行動を取ります。

  • 話題にする人は41%
  • 直接シェアする人は37%
  • 切り抜きの中でブランドやロゴを覚えていた人は24%

案件のシーンを切り抜きに含めれば、ブランドが目に入る人が一定数いることになります。

動画の外でもつながる、ライブとグッズに需要

ファンは番組のほかに、平均5つの接点を持っています。
SNSアカウントのフォローとホストの他メディア出演は、どちらも57%。
ライブ配信の視聴は55%です。

グッズは、買った人と買いたい人を合わせて55%でした。
ただし実は、3分の1は「まだ買う機会がなかった」と答えています。
需要はあるのに、売り場がないということです。

87%は、番組が共通の関心でできたコミュニティの一員だと感じています。

Wonderyは別に、ニールセンの広告効果の分析も挙げています。
本物らしさの評価が基準より高かった広告は、低かった広告より商品への親しみが148%、好意が57%、購入意向が52%高かったとのことです。
この分析は同社の依頼によるものです。

数字を読むときの注意

調査の対象は、ポッドキャストとオンラインシリーズが中心です。
YouTubeの動画に限った数字ではありません。
また、回答者は自分が選んだ「お気に入りの1番組」について答えています。
登録して見ている番組に偏った結果という点は、割り引いて読む必要があります。

日本での調査や、日本の視聴者の傾向は原文に書かれていません。
自分の視聴者に当てはまるかは、自分のデータで確かめることになります。

コメント欄の反応や、Studioの「アナリティクス」→「視聴者」タブにあるリピーターの割合を見れば、ファンと呼べる層がどれだけいるかを手元で測れます。

自分のチャンネルにどう影響するか

企業案件を受けているなら、過去の案件を並べて、同じ企業が何回登場しているかを数えておくと現状が見えます。
1社1本きりで終わっているなら、この調査が示す「疑われやすい形」に当たります。

次の契約では、1本で完結させず、複数の動画にまたがる提案を出す手があります。
毎回新しい紹介にせず、同じ商品が日常に出てくる流れのほうが、提携として受け取られやすいからです。

切り抜きShortsを出している人は、案件の場面を入れた版を1本試す価値があります。
見た人の約4分の1がブランドを覚えているという数字が、手がかりになります。

グッズは、買いたいのに機会がない層が3分の1いました。
登録者に熱心なファンが多いと感じるなら、小さく試す余地があります。

出典

  1. Podcast Fans Trust Creator Hosts More Than Their Own Friends, Survey FindsNet Influencer

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