豪州が16歳未満SNS禁止でYouTube含む5社を提訴へ、罰金は約175億円
- 豪州政府は、16歳未満のSNS禁止を守らなかったとして、YouTubeなど5社を連邦裁判所に訴える準備を進めています。罰金の上限は1億920万豪ドル(約175億円)です。
- 今回の法律は、年齢確認をどこまで本気でやったかを裁判で問います。同じ物差しがほかの国の規制にも向く余地があります。
- 豪州の視聴者を持つチャンネルに関係し、子ども向けの動画を出している運営者は設定の見直しに関わってきます。

豪州政府が、YouTubeを含むSNS5社を裁判に訴える準備を進めています。
16歳未満のアカウントを防ぐ法律を守っていない、という疑いです。
YouTubeにとっては運営会社側の話です。
ただ、年齢の扱いが厳しくなれば、子どもが見る動画を作る運営者にも影響が出るでしょう。
自分のチャンネルの視聴者に子どもが多いほど、その影響は近くなります。
豪州がYouTubeなど5社を訴える準備
訴えの対象は、Facebook、Instagram、TikTok、Snapchat、YouTubeの5つです。
通信大臣のアニカ・ウェルズ氏が、月曜日にシドニーで受けたインタビューで語りました。
準備を進めているのは、オンライン安全の規制当局である eSafety コミッショナー(ジュリー・インマン・グラント氏)です。
連邦裁判所に出す訴えの証拠を集めています。
調査が始まったのは3月。
出典はBing News: social media ban childrenの記事です。
ただし、疑いはまだ裁判で認められたわけではありません。
各社は裁判の手続きの中で反論できます。

16歳未満のSNS禁止は、何を会社に求めるか
法律は、対象のSNSに「妥当な手を尽くして」16歳未満の子どものアカウントを防ぐよう求めています。
求められているのはSNS側の対応です。
罰金は1年ほど前の施行後に2倍になり、上限は1億920万豪ドルです。
米ドルに直すと約7,600万米ドル(約122億円)になります。
さらに、規制当局の権限も広がりました。
会社に書類を出させたり、現役や元の社員を呼んで話を聞いたりできます。
ウェルズ氏は、この権限を使って当局が「いま訴えの準備をしている」と述べています。
7月の報告書は、禁止後も残る子どもを指摘
7月に出た eSafety の報告書では、調査した16歳未満の多くが、もとのアカウントを持ち続けたか、新しく作れていました。
つまり、年齢確認の仕組みがすり抜けられていたんですよね。
これが今回の訴えの下地になっています。
ウェルズ氏は10月15日の全国記者クラブでの演説で、こう述べました。
「法律が失敗しているのではない。プラットフォームが法律を守っていないのだ」
これは大臣の主張です。
裁判で何が認められるかは、これから決まります。
裁判で争われるのは「規約に書いたか」ではなく実際の対策
今回の裁判は、年齢制限を規約に書いてあるだけで済むのかを試す場になる、という見方です。
実際にどんな防止策を入れたかが問われます。
結果は、集めた証拠と裁判所の判断しだい。
豪州の次の一手が、各国が会社の責任をどう問うかにも影響しうるとみています。
YouTube、Meta、Snap、TikTokの親会社の代表者は、記事の時点では問い合わせにまだ答えていません。
正直、日本の運営者が一番気になるのはここでしょう。
ただ、投稿者や保護者への罰則と日本での扱いは、原文に書かれていません。
豪州の法律がそのまま日本に及ぶという話でもありません。
※円換算は1ドル=160円(2026年8月時点の目安)です。
自分のチャンネルにどう影響するか
豪州の視聴者がどれくらいいるかを、Studioの「アナリティクス」→「視聴者」タブで見ておくと、この話が自分に近いかどうかが分かります。
子どもが見る動画を出しているなら、「子ども向け」の設定が今のままで合っているかも見直しどころです。
今回の訴えは、運営者個人ではなくプラットフォームが相手です。
ただ、年齢確認が厳しくなれば、年齢や設定の扱いが運営者側にも降りてくることがあります。
収益の柱が子ども向けに偏っているチャンネルは、年齢まわりのルール変更を早めに拾える体制があると安心です。
出典
- Australia to Sue Meta, TikTok and Other Platforms Over Under-16 Social Media BanBing News: social media ban children

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